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ファインド・ミー
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「藤原新也 / 全東洋街道」

1980年から400日間をかけて、イスタンブールー東京間を旅した写真旅行記。
旅行記と言ってしまえばすごく軽いものに感じてしまうかもしれないけど、もっと人生観や哲学めいた本だ。
イスラム教、ヒンドゥ教、仏教の世界を撮った写真は必見かも。露出不足のノイジーな写真がすごくリアル。
なんかドギツイのだ。チベットで山寺にこもり、チェンマイでは売春宿に泊まる。なんかグリグリ来るのだ。

印度放浪で有名な藤原新也。あえてメメント・モリとは言わない。最初に読んだのが印度放浪だったから。
恩師である、野口先生に教えてもらった藤原新也。それから彼の本をむさぼるように読んだ、20代初頭の事。
多感なお年頃に彼の本に没頭した事は、今でもいい事だったと思う。20代初頭が多感なお年頃かどうかは置いといて。
そういえば中学の時に好きだった国語のお爺ちゃん先生。その人に勧められて古典文学を読んでた。

そう僕は影響を受けやすいのだ。

話は戻るけど、この本に限らず藤原新也の文章には、生と死があふれている。
いやらしい描写やグロテスクな表現は、好き嫌いが出るんだろうけどそれも含めての生死なんだと思う。
夢のように美しく儚い写真と独特な文章が、人生とは何か、生きる意味とはなにか。っていう
答えの出ない問いに少しだけ答えをくれる。多分それは「意味なんてない」という事だ。

もうすぐ雨の季節。雨の中で写真を撮る時、やっぱりカメラは気になる。
濡れたらマズイよなと思う。傘持ちながらシャッター切るのも一苦労だ。
だけどカルカッタの雨の写真に一言書いてあった。「雨期の写真術は 自分が雨に濡れること」
だって、かっこいいなぁ。しかしそう思えど、壊れない程度に僕も頑張ろう。と思う自分は小物なんだと思う。

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The End_522 山下町 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「Flickr」
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