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いくらなんでもそこまでは
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「BARRY LYNDON」

大好きなキューブリックなんだけど、この映画とロリータだけ観たことがなかった。
ファンとしてそれはどうなんだ、ということで観てみた。本編185分の大作。

18世紀のアイルランドの平民。バリーは純朴すぎるために招いたトラブルのため故郷を追われロンドンに向かう。当時のヨーロッパは戦乱期。戦争、脱走、スパイなどに身を染めながら世の中を渡りつつ、どうしたら貴族になれるかを考え、試み、実行した。そしてついに富と美貌の持ち主リンドン夫人を誘惑し、上流階級に登りつめる。しかしそこからバリー・リンドンには次々と不幸が襲いかかる。

オープニングから「ヘンデル / サラバンド」がオーケストラバージョンで流れて、重々しい雰囲気。
実際そんなに明るい映画でもないんだけど、所々キューブリック的なコメディ要素が入ってくる。おふざけ的な。
物語は第三者的に語られ、その視点は誰にも荷担されず、誰も結論めいたことを言わない。
ただバリーの人生が大きく変わるタイミングでオープニングのヘンデルが流れるだけ。

成り上がって没落していく物語なんだけど、なんとなくナポレオンをイメージさせた。
戦争や権力争いの愚かさ、同じ事を繰り返している虚しさとかを表現したかったんだろうな。
観てる僕も最初はバリーを応援していたけど、貴族になってからの体たらくなバリーはすごくイライラした。
ネタバレになってしまうかもだけど、ひっちゃかめっちゃかにかき回しといて、ラストの一言

「今となっては、みんなあの世」

リンドン夫人がろくすっぽセリフも無いのにすごい存在感だった。
そして本当に美人。マリサ・ベレンソンという女優さんらしい。
18世紀当時、肌の色を白く見せるためにでっかい「つけホクロ」を付けるのが流行ったそうだ。
おしろい塗って、どでかいホクロを付けている様は完全に「志村けん」

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The End_518 伊勢佐木長者町 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「Flickr」
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