DATE:2012/05/18(Fri) 15:19 No.948

「よしもとばなな / ハゴロモ」
こないだのブログで書いて、もう一回読んでみる事にした。
18歳の時から8年間、東京で愛人生活を送っていたが、相手のたった1本の電話で終止符を打たされたほたるは、失恋の痛みを抱えながら大きな川が流れる故郷に戻ることになる。その町で「姉妹になるかもしれなかった、るみちゃん」や「無許可でサッポロ一番ラーメン屋を営む、みつるくん」などみんな少しずつ何か問題を抱えた人たちと接するうちに、からっぽだったほたるの心に暖かい気持ちが蘇ってくる。
いわゆる「自己再生話」なんだろうけど「川」というキーワードがすごくツボで、好きだった。
僕が多摩川沿いで生まれたからというのもあるんだろうけど、僕の人生において川は重要なキーワードになっている。
いわゆる原風景というやつだ。いまでも終の棲家を建てるならば川沿いがいいな。そんな金はないけど。
ブラピの映画「リバー・ランズ・スルー・イット」のラストにこんな言葉がある。
人は理屈を離れ心から人を愛する事ができる、すべては消えあるのは私の魂と思い出だけ
やがてすべては一つに溶け合いその中を川が流れる
今この本は「田口ランディ / ひかりのあめふるしま屋久島」といっしょにリカちゃんの手元にある。
彼女とは「川」で意気投合した記憶がある。彼女も調布だから多摩川だ、今も関ちゃんと多摩川の近くに住んでいる。
この小説読んでて、言い回しや表現がすごくリカちゃんの文章っぽいなって思ったよ。
彼女にはどうゆう風に写るのか、、読んだら感想きかせてねー

The End_509 有楽町 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「Flickr」