DATE:2012/03/29(Thu) 12:14 No.902

「リバー・ランズ・スルー・イット」
あと1本旧作を借りれば3本で900円!のアレで観てみた。高校生くらいの時に観たことあるんだよな。
毎度毎度の事ですがとある風景をさがす旅的なあれで、昔みた映画もたどっています。
オープニング、1900年代初頭のモンタナ州の広大な自然は、少しドキドキしてしまい
もしかしたら僕の探していたのはこれか?と思ってしまったほどでした。モンタナ州なんて行ったこともないけど。
本当に夢を探すような難しい作業。これは死ぬまで続くんだろうと思う。
ロバートレッドフォード監督のこの映画、ロバフォといえば「グレートギャッツビー」が好きだった。舞台はモンタナ州の田舎町、父と母と2人兄弟の家族話。兄の目線で物語は進む、兄は生真面目で弟は明るく自由奔放。牧師を務める厳格な父だが、この家庭では宗教とマス釣りは同じ位置に置かれる。幼少から父に手ほどきを受け、美しいモンタナ州の大自然の中に育つ2人。成長し東部の大学に進み、まったく帰省しなかった兄が7年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。変わるものと変わらないもの、時間の切なさと素晴らしさをあわせもった映画。終わったあとに「良い映画だなあ」とひとりごちたくらい、良かった。
もうね、話も時代も映像もなにもかも好きだった。でもこの歳だからかな?高校生の時の僕はどう思ったんだろう。
車なんて鉄のボディのくせにペロンペロンだし。みんなキャスケットにサスペンダーでハイソックス的な服だし。
なにかお祝いがあれば、丘の上に集まりテーブルだしてみんなで食事会。音楽はバンジョーにフィドルにギター。
ブラッド・ピットが弟役なんだけど、その自由奔放っぷりがすごく良かった。あの人歳とらないね。
「river runs through it」の「it」の部分が重要なんだろうとオジサンはおもったよ。
ー引用ー
人は理屈を離れ、心から人を愛する事ができる
すべては消え、あるのは私の魂と思い出だけ
やがてすべては一つに溶け合い
その中を川が流れる

The End_464 西小山 / Canon P
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