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新宿から中野坂上に向かう
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妻夫木くんと松山ケンイチくんは、いがいと好きな俳優さんなのと
学生運動は昔から気になってていろいろ調べてるので、観てみた。
予告でジャーナリスト役の妻夫木くんがASAHI PENTAXのSPOTMATICを使ってたのもあって。
僕が写真を撮りはじめた一番最初の一眼レフ。親父に貰ったんだった。その親父はいま鎖骨を骨折中(笑)

1971年の朝霞自衛官殺人事件をもとにした話みたい。流行のように「新左翼」をなのる組織が増えていた時代。活動家を追いかける新人ジャーナリストの妻夫木くんは取材を通して松ケンと出会う。松ケンの言うことには嘘くささがあるが、一緒に酒をのみ、論議を重ねるうちに不思議な魅力と親近感を覚え惹かれていった。そして事件は起こる。

松山ケンイチの演じる梅山という男がもう胡散臭くてしょうがない。
出てくるたびに胡散臭さが増す。口ばっかり達者で自分は決して手を汚さない人。
都合が悪くなるとまず自分だけは生き残ろうとする姿勢が観てるだけでかなりムカついた。
良い演技という事だ。

全共闘運動は今考えてもすさまじいムーブメントだったと思う。でもたまに思うんだ。
時代の波に巻き込まれて陶酔してるだけの自分に気付いてるけど「なにかやらなくちゃいけない」という
雰囲気とか見えないなにかに背中を押され、とりあえずデモにも参加しておくか。というからっぽな人はいたと思う。
もしかしたらほとんどの人がそうだったのかも。だから「あの時代はなんだったのか」とみんな言うのか?

しかし、赤の思想が良いとか悪いとかは一概に言えないかもだけど、行動に起こすエネルギーはすごいと思う。
平和ボケしてしまった現代の若者はなにで自己主張してるんだろうか。争いごとを肯定しているわけではなく。
そもそも自己主張なんて必要ないんだろうか?わからん。
そんなこと言っちゃう僕だけど、僕に自己主張なんてあったのだろうか?もうわからん。

映画はなかなかの良作でした。
しかし昭和といえども当時の人はあんなにバカスカたばこを吸って、昼間っからウイスキーあおってたの?

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The End_461 大磯 / Nikon F3

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