DATE:2012/03/20(Tue) 14:47 No.894

「森絵都 / つきのふね」
前に映画「カラフル」を教えてくれた女の子がいて、僕は食卓の場面で年甲斐もなく号泣したのを覚えてる。
その時に気になる文庫本を何冊か買っておいたんだ。そうやって僕の本棚は未読のもので溢れるのだ。
中学校の同級生、さくらと梨利は親友で、勝田君は梨利の追っかけなのでいつも一緒に居る3人。さくらと梨利は中学生にはよくある、とある事で目も合わせない険悪な仲になってしまう。その3人に加え近所にすむ大人の男性は、来たるべくノストラダムスの予言に備え、地球を脱出する舟の設計を「彼ら」という誰かと一緒に作っている。。。
なんともまぁ中二病満載の小説だったけど、そうゆう所で共感しちゃうところが僕。
いろんな事が分かり初めて、考えなくてもいい事まで考えてしまいネガティブスパイラルに落ちる。
そんな時期を思い出すような単語が多くて、自分が中学生の時の事を回想してしまい
いちいち感傷的になってしまう。。まぁそうゆうの、好きですけど。。
言い回しも文章も良い意味でライトで、すごく気持ちよく読める小説、この人のはだいたいそうなのかな。

The End_456 多摩川 / LUBITEL 166
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