DATE:2012/02/25(Sat) 10:18 No.870

「TeZukA」
チケット余ってるからと、さおりちゃんに誘われて観に行ってきた。
森山未來はあまり知らないけど、手塚治虫は言うまでもなし。で、音楽がNitin Sawhneyだったので楽しみだった
Bunkamuraのオーチャードホールってでかいのね。あんなに高度がある所から舞台をみるのは初めての経験だった。
オペラ観劇みたいで、なかなかワクワクしたぞ。
東日本大震災の件から入っていったけど、全編手塚治虫の思想をダンスと音楽と映像で表現するというもの。
ちょっとは台詞があったけど、ほとんどはそれ。ぶっちゃけダンスの表現ってのは僕にはよくわからなかった。
すごいなぁとは思うけどそんなに心を打たなかった。でも、映像と音楽はもうヤバかったね。すごかったね。
ニティンの音楽もだけど、演奏者が素晴らしくて心震えました。琴の音があんなに日本風に聞こえなかったのは初めて。
モチーフにしてたのは、アトム、火の鳥、MW、奇子、ブッダ、どろろ。。殆ど知ってる漫画だったのでそれも良かった。
改めて言う事でもないんだけど、やっぱり手塚治虫って偉大な人なんだと思ってしまった。
医学の道よりも漫画を職業に選び、順風満帆ではなくブラックジャックの時なんて打ち切りという話もあったみたい。
胃がんにで病床に伏せても病院のベッドで漫画を書いていたそうだ。もうそれは飽くなき情熱だけなんだろうな。。
もうちょっと長生きしてもらって、もっと作品が読みたかった。火の鳥もルードウィッヒ・Bも最後まで読みたかった。
手塚先生の命日は2月9日なんだって。肉の日だけが持ち上げられてて、トピックスにも上がらなかったな。
もう23年も前だもんな。そうやって風化していってしまうのか。なんともさみしい。僕も忘れてたけど。

The End_435 渋谷 / Nikon F3
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