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The End_432 八国山緑地 / Nikon F3

仕事で東村山に行くことになった。当日、打ち合わせも滞りなく終わったので、散歩の虫がうずきだす。
地図を見ると近くに八国山緑地の文字。雨が降るなか歩き出した。僕は雨の中の散歩がすごく好きなのだ。
住宅地を抜けるといきなりうっそうとした林が現れる。雨のため霧がかっていて、べらぼうに幻想的な雰囲気だった。
平日の昼間の雨の中、誰もいない林を歩く30代の独身男性。これだけで殺人事件臭がする。殺されるのは、僕かも

緑地に入ってから出るまで、誰とも会わなかった。自分の歩く足音と、木々のざわめき、雨の音、そしてカラスの鳴き声。
こんな体験いつかしたなあと、思い出を引っ張り出す。僕は20代中盤、毎年一人旅をしていた。
特に京都は3年連続で目的地になる程好きな街だった。その中で一番印象深い寺が「地蔵院 竹の寺」
うっそうした竹林が続く参道の先にある小屋で、ちっこい爺さんに入場料を払い、出てくるまでずっと一人だった。

その時も雨が降っていた、茶室があって濡れ縁に真っ赤な敷物が敷いてあった。これ以上赤くならないくらい赤の。
そこに座り、雨の音と、竹のざわめきを聴いてたんだ。結局小一時間居たと思うんだけど、誰も現れなかった。
僕以外だれもいなくなっちゃって、世界にひとりぼっちのような気がしたんだ。すごく静かで、とにかく静かだった。
そうゆう体験のひとつひとつが僕を形成してると思ってる。ということでまた一人旅に出る自分のテンションを上げたい。

思い起こせばその頃から僕の「雨好き」と「ひとり好き」は始まったのかもしれない。

「THE END」「Trinograph.」「とりあえずの場所」「twitter」「Facebook」
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