DATE:2012/02/18(Sat) 11:34 No.863

「米澤穂信 / 儚い羊たちの祝宴」
5っの短編なんだけど「バベルの会」というサークルが全編に登場して、話をなんとなくつなげている。
江戸川乱歩と横溝正史と乙一が混ざった感じ。ブラックなホラーなのかな、、初めて読んだけど面白かった。
謎を文章で完全に解決させないで、読者に考えさせる雰囲気がすごく良かった。
一番良かったのは「玉野五十鈴の誉れ」最後の一行で背筋がゾゾゾと震えた。不気味。
最近自分でもらしくないなと思うけど、ミステリーとかすごく読んでる。
おもしろいんだ、たまに読むと。でも2回以上読めるような作品ってそんなにないんだろうな。
1回読んで面白ければ、スッキリすればそれで良い。終わり、エンターテイメントって事だ。
多分しばらくはこんな雰囲気で本を読むと思う。でも終わりも見えてる。村上春樹が控えてるから。

The End_428 武蔵小杉 / Nikon F3