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ひとりきりの山荘
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「中島らも / 頭の中がカユいんだ」

読んだ事はないんだけどビート・ジェネレーションを代表する作家ウィリアム・バロウズは
ラリって妻とウィリアム・テルごっこをし、妻を「間違い」で射殺してしまう。
そんなバロウズが書いた「麻薬でラリってる時に書いたから覚えてないのでコメントできない」
小説ってのは「裸のランチ」つったっけ?それに憧れた中島らもは、この小説をとにかく泥酔状態でかきあげたらしい。
だとしたらすごい。小説にそんなオプションいらないのかもしれないけど、すごい。
だってちゃんとおもしろいもん。他の作品も泥酔状態じゃない時の方が少なかったのかもしれないけれど。

主人公は家出をした広告代理店務めの男だから、やっぱりモデルはらもさん本人なんだろうな。
途中意味不明(呪文っぽい)な文章や、理解不能な表現は多々あったけど、気にせず読めばおもしろい。
気にして読んじゃうとチンプンカンプンかもしれない。あまり深く考えない。これ重要。
劇中にはたくさんの与太話がでてくる。いわゆるオチのないつまらない話。僕は意外とこれが好き。なのでひとつ。

僕らはウイスキーを引っぱり出して、生のままで飲んだ。そして与太話で三時ころにはヨタヨタになっている。
「満員電車なんだが、一つだけ、ぽっかりあいている席がある」
『フム、、、』
「男が乗ってきてその席を見付け座ろうとする、するとまわりの乗客がいっせいに「アーッ!!」と叫ぶんだ」
『フム、、、』
「男はビックリして立ち上がる。しばらく不審そうにその席を調べている。それからまわりの乗客の顔色をうかがう。
しばらく考えているんだけど、やっぱりもう一度座ろうとする。と、乗客がまた「アーッ!!」と叫ぶのだ」
『フム、、、』
「それが二、三回続く」
『フム』
「、、、、、」
『それで?』
「いや、それだけ、、、」
彼はしばらく黙っていたが、僕の顔を見て
『もう、寝ようか、、』
とつぶやいた。

あまり深く考えない。これ重要。

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The End_424 新代田 / Nikon F3

「THE END」「Trinograph.」「とりあえずの場所」「twitter」「Facebook」
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