DATE:2009/02/26(Thu) 14:32 No.79

「荒木スミシ / ボーンアゲインシンドローム」
ひとつの物事を、簡単に浅く考えるか、難しく深く考えるか。
どちらかと言えば、前者の方が間違いなく生きやすいんだろうと思う。
現代の社会においてはなおさら。
でもこの人の小説は、例えば僕が「ま、いっか」と思う事を
深く深く、重く重く受け止めているんだと思う。
そこが村上春樹にも繋がる所だし、その不器用さが魅力なんだと思う。
特に最後の方の、カズミの手紙と病院の屋上までの件は
感情移入しすぎてちょっち泣いてしまった。
随所に「ノルウェイの森」を感じさせる表現が多いけど、パクリではない。
言葉にはしづらいけど、根本が違う。そんな印象。
あとがきに
「この本は駅前で一枚一枚チラシを配るような努力を重ねて、あなたのもとに届いているはずです。この小さな形がこの本にふさわしいと思って」
この非商業主義小説っぷりも魅力の一つです。

夕焼け音楽番長ハタボーボーおすすめのAnchorsongをダウンロードしてみた。
これカッコイイです。確かにShadowっぽさもあり、好きです。さすが夕焼けボーボー
ごめん、ロゴちょっち待ち。
YouTubeに上がってたライブ。最高にかっちょいいね。
昔o.r.gで見たMerce deathも同じような事やってる。こっちはギターだけど。