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つぎに飼うならニワトリ
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「プラネタリウムに星がない / 荒木スミシ」

自費出版の処女作、シンプルライフシンドロームから全部読んでいる。
その処女作では「透明な自分」という言葉が物語の主軸になってる。
そして神戸連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗が犯行声明に「もう一人の透明な自分」
って書いたことから、事件のシナリオだと騒がれた。
それだけ聞くとJ・D・サリンジャーのライ麦畑を思い出す。

今回はちょっと今より未来の話なんだ。
酒鬼薔薇聖斗という名前は亜無似呪亜苦(あむにあじゅく)という名前に変わっているが
殺人犯は親になっていいのか?殺人犯の子どもは存在してもいいのか?
というのが大きなコンセプトになっている小説。
そしてそれは発展して、謝罪とは?ってゆうもっと大きな疑問なっている。

アメリカは日本に対して大量破壊兵器を投下した。
でも日本も真珠湾奇襲をしている。
日本は中国や韓国に対して、非人道的な事をした歴史がある。
731部隊だって、南京大虐殺だって。

でもそれらは僕たちの世代とはほど遠い過去の話だ。
そんな昔の事忘れてしまえば良い、なんてことは思っていないよ。
これから僕らは戦争を知らないけど、戦争を後世に伝えないといけない。
だけど謝罪する、という事になると話が変わってくるんだ。

引け目に思ってコソコソと生きて行かなければいけない??
そんな事は全くない。でも歴史は歴史で、事実は事実だ。
殺人犯は親になっていいのか?殺人犯の子どもは存在してもいいのか?
良いに決まっている。だけど犯罪は犯罪で、罪は罪。。。なんでしょう。

僕には難しくて分からない事だらけだけど。
考えて、想像し続けなくちゃいけないことなんだろうと思う。

神戸連続児童殺傷事件は僕が17歳の時。
もちろん殺人は100%肯定できないけど、当時なにか否定しきれない空虚感はあった。
時代かな。。。僕だって当時は透明だったのかもしれない。
もしかしたらそれは、彼ではなく僕だったのかもしれない。

わからない。想像しないと。世界は終わる。

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The End 359_目黒 / Nikon F3

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