DATE:2011/08/24(Wed) 11:20 No.747
「レイモンド・チャンドラー / ロング・グッドバイ」
長かった。580Pよりももっと長く感じる。段落あんまりないしね。
だけど入り込んだなあ。おもしろかった。
チャンドラーの代表作だけど、ハードボイルド探偵小説。って聞くと
なんだかあんまり興味ない。やっぱきっかけは村上春樹訳ってのが大きいかも。
探偵フィリップ・マーロウはロールズロイスの中で酔いつぶれたテリー・レノックスと出会う。
富と名声を持ち合わした彼だがどことなく暗い影を落としていた。
何度か酒を飲み交わすうちに友情を覚え始めた二人。
しかしレノックスは妻殺しの容疑で追われる身分に、挙げ句の果てには自殺をしてしまう。
その裏には驚くべき真実が、、、
もうこれだけでおもしろそう。
探偵ってのを除外したら、フィッツジラルドのグレートギャッツビーに似てる空気感はあるかも。
あの時代の社交界の影とかさ。ロバート・レッドフォードかっこよかったなあ。
この頃のアメリカ文学、やっぱ好きね。レイモン・ドカーヴァーとかティム・オブライエンとか。
とにかくぼくは村上春樹が再燃してる。
多分まちがいなく。
The End_329 渋谷 / RICOH GR2
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