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シンフォニエッタしゃらら~
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「村上春樹 / 東京奇譚集」

久しぶりに村上春樹の短編を読んだ。
久しぶりなので僕が思う、村上春樹について書こうと思う。
特に面白くないくせに長いので、興味なければ見ないでください。

僕は村上春樹が嫌いだった。読んだこともないのに。
それは村上龍と村上春樹の「ダブル村上」として持ち上げられてた印象が強かったから。
ずっとミーハーなイメージをもっていたので、まったく読まなかった。

それでもなにかのきっかけが来て、とりあえず食わず嫌いはやめて、読んでみよう。
とノルウェイの森を読んでみたのが初めて。もう22歳くらいになっていた。
それからとゆうものは、長編から、短編、エッセイまでもう全部読んだ。
そしてだんだんと暗くなっていった(もともと根暗ですが表面に出てきやすくなった)

たかだか小説でこんなに人格まで変わってしまうものか。と今では思う。
それだけ深層心理をくすぐられてたのかもしれない。今となっては分からないけど。
でも当時の恋人に村上春樹読むのをやめてくれ、と懇願されたという事は
よっぽどだったんだろうな。と思う。

でもその村上春樹ブームも終わりを迎えた。それがこの東京奇譚集だった。



昨年の1Q84もそうだけど、改めて昔の小説を読んでみる機会があった。
一番好きだった「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
面白かった。だけど昔ほど胸えぐるものは無かった。
「ねじまき鳥クロニクル」も読んだ、面白かった。でも。。。
普遍的だと思って信じていた小説が、僕が歳をとったことによって変わった?
もうがっくりした。だからいまでも1Q84のBOOK3は読んでない。

このまま、僕が若い頃好きだった小説。に成り下がって行くのかな。
まあそれも時代か。なんて、おじいさんみたいな事を言ってしまうけど、
最近何となく、本当になんとなく。文庫を手にとって読んでみたんだ。
それが東京奇譚集だった。

面白かった。文章がスルスル入って来た。短編だからあれだけどドキドキした。

ちょっと前にレイモンド・カーヴァーの時にも書いたんだが。。。
今でも、意味のない物に意味があると思うし、物語に「オチ」なんて無くて良い。
そう思っている。それは映画でもそうだし写真でもそう、言ってしまえば人生とか世界もそう。

僕は頭が良い方ではないから、哲学とか、形而上学的なものは分からない
だけど心のはじっこの方にしこりのような、澱みのような、なんだかわからないものが残る
それは生きてる上でなんの役にもたたないし、自分も忘れてしまうんだけど
何かの拍子にひょっこり出てきて、自分を暖かくさせる記憶になるのです。
なんでも結びつけてしまう僕の良いところでもあり、悪いところでもあるんだけど、、
だけどそう思うんだ。



また村上春樹ブームが始まるのかな?
それはとても自然に、ロッシーニの泥棒かささぎを演奏してるラジオを聴きながら
パスタを茹でている途中に電話が鳴る。とゆう感じになるのかな。
今後BOOK3を手に取る僕は居るのかな?自分にもまったくわからないけど。

「Trinograph.」「とりあえずの場所」「twitter」
■■■ | Comment : 1 | Trackback : 0
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Comment

hal

2011/03/16 15:16 ・・・EDIT

  おひさしぶりです。

誰かがいってました。
子供のころおいしいと思ったものは、今はたべない、と。
当時のその思い出がこわれてしまうから、と言ってました。


 

 

 

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