DATE:2016/07/22(Fri) 09:11 No.2029

「チャールズ・ブコウスキー / パルプ」
復刊して平積みされていたので。最近は柴田元幸訳のものばかりよんでる気がする。
これは最高に超下品な小説だった。いちおう探偵小説です。LAの。
刑事コロンボとか松田優作のような「ダメな感じだけどやるときはしっかりやる」とかではない。
自称スーパー探偵だがしてることといえば競馬と飲酒。そして悪態をついてばかり。
なにか問題が起これば、逃げる、ごまかす、暴力または拳銃で脅す。
格好いい探偵像なんてみじんもありゃしない。史上最低の私立探偵だ。
でもしっかり(なんとなく)事件は解決するし、しっかり小説としておもしろかった。

THEEND1670 LINKS : THE END WEB : TRINOGRAPH : Facebook : Instagram