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窓からオリーブの葉を
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「グランド・ジョー」

僕が好きな海外の俳優の中にニコラス・ケイジはわりと入ってくる。基本的に気持ち悪い演技をする人が好きです。有名どころでは、、
ショーン・ペン、ハビエル・バルデム、アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、ケヴィン・スペイシー、ホアキン・フェニックス
あと誰だろう、多すぎてわからん。でニコラス・ケイジ。古くはコンエアー。ナショナルトレジャー、マッチスティック・メン、コレリ大尉とか。
いろいろみてきたけど、今作はいままでにないニコラス・ケイジだった気がする。良い意味でです。

アメリカ南部に住むジョーは前科持ち。だが今では仕事でまわりから厚い信頼を得ていた。彼の仕事は黒人の日雇い労働者を管理し、森に生える弱く育たない木々に毒をまくというもの。ある日15歳の白人の少年が仕事場に現れた。ゲイリーと名乗った彼は、仕事をしないで飲んだくれる父親に殴られる日常を過ごしていた。ジョーはそんな彼を遠くから優しく見守っていた。

こ、これは結構な重さの映画でした。見終わった後とても疲れた。
まずはアメリカ南部の異質ともいえる文化。それは暴力的だけどメキシコ的なものではなく、土着的でグロテスクなものだった。
そして単純にゲイリーの父親に対する怒りが沸々とわき上がる。隣で傍観している母親にも。
ちなみに父親役は今作でデビュー、元リアル浮浪者。そしてこの映画の公開前に浮浪者用キャンプ地で死んでいたらしい。超リアルだな。。

ストーリー的にはジョーと廻りの人たちと、ゲイリーの成長譚って感じでした。ジョーの廻りには変な奴がいっぱいいる。
真面目に生きようとしてるのに、うろちょろかまってくるクズ野郎とか、アル中でクズなゲイリーの父親が中心になって邪魔してくる。
邪魔くさいし、不穏だし、意味深にまとわりつく感じに嫌悪感を抱く。だけどこの作品にはこの人たちがいないと成り立たないのかもしれない。
日本でも、地方出身者の人はちょっと共感する部分はあるのかもしれない。狭いコミュニティでもつまらないプライドの張り合い。みたいな。

全体的に雰囲気も絵も暗くて、セックスや暴力、そしてグロテスクな描写がある。僕はかなりキツかった。
アメリカ南部の田舎の生活を描くとなると、そうゆうものしか楽しみがない(ヒマが潰れない)ということなのかも。
皆ヒマそうだし、ヒマだからこそのいざこざ。わざと話を大きくさせようとしている感じもみえた。
やっぱり日本の地方につながる所もありそうだ。こんなこと言ったら怒られるかな。。笑

説明は多くなく、画や雰囲気で察してくれてきなな作り方が、個人的には好きです。
言葉にしなくても絶対に過去に何かあった雰囲気を纏っているジョー。
物語はしごくシンプルなものだし、新鮮味はあまりない。だけど確実に心を動かすものがあった。
この暗い感じとジョーのラストが綺麗じゃなくて好きでした。やっぱりニコラス・ケイジ好きだわ。

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The End_1601 駒沢 / SONY RX100m3

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