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下関からパリへ14日間の鉄道の旅
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「もしも建物が話せたら」

ヴィム・ベンダース総指揮のドキュメンタリー映画。
タイトル通り、もし建物が話せたらというコンセプトに基づいて建物を撮っている。
それは建築家の存在だったり、歴史的背景だったり、建物の中で起こっていることだったり多様。
ヴィム・ベンダースと他5人の監督が独自の視点で建物を撮っている。これはすごく面白い試みでした。
僕は学生の時に木造建築(のようなもの)を勉強していた。というか、ただ野口朝夫に教わっていらた建築になっていた。
今では主にインテリアデザインの仕事をしていますが、その時の影響からか今でも建築、、というより建物が好きだ。
現代的な近未来な建物だって好きだし、歴史的なトラディショナルな建物も好きだ。
デザインでありアート作品の部分もあり、景観や街作りにもなり、表面的なものではなく空間を体験できる所が好きだ。
そしてこの映画の冒頭で語られていたけど、建物が世界に影響を与えているのか、想像するだけでドキドキする。

ヴィム・ベンダース監督作品はベルリンフィルハーモニーの建物。
あの有名なカラヤンが「私の楽団」と言ったベルリンフィルハーモニー楽団の本拠地。設計はハンス・シャロウン。
建物が竣工してすぐ、100m先にあるものができた。それがベルリンの壁。
だから彼女は(ナレーションが女性だったので彼女と書きます)なにもない空き地にぽつんと建つことになった。
それでも毎日私を訪れる人がいて、私の中で今日も音楽が鳴っていることが幸せだみたいなことを言ってた。ぐっとくる。

その他の建物、、ロシア国立図書館、ハルデン刑務所、ルイス・カーン設計のソーク研究所、オスロのオペラハウス
そしてレンゾピアノ、リチャードロジャース設計のポンピドゥーセンターが良かった。
パリの町並みにまったく馴染まないあの建物には、若い設計者2人の勇気ある実験が多く組み込まれていた。
クレームみたいな批評は多かったみたい。だけど今ではそんなことを言う人は一人もいない。そうゆうのって良い。
個人的にはあと、オスロのオペラハウスがすごく良かった。
「私を訪れた人も中に入って眺めてるだけの人も、私より早くいなくなる。私にできることは記憶することだ」って。グッとくる。

監督がロバート・レッドフォードということもあり、期待してたソーク研究所。
これだけコンセプトからずれてた。完全にずれてた。建物が擬人化されていないのだ。
設計のルイス・カーンと、ポリオワクチン開発のジョナス・ソーク。建物に対する二人の想いみたいなもを描いてる。
そして建物の構造や、意匠に含まれた意味、、ってこれ普通の建築紹介ドキュメンタリーだ。
タイムラプスとか使った映像で、なんだか神聖にみえるでしょ?的な意図が見えてて嫌だった。
いや、別に嫌じゃないないけど、その建築紹介はルイス・カーン特集としてみれば良いではないか。と思った。

te1527.jpg

The End_1527 西小山 / nikon F3

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