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子どもの歯のはえかわり
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「ソフィア・コッポラ / ロスト・イン・トランスレーション」

前に早稲田松竹でみて、なんとなく脳裡に残ってて、DVDで持ってたので正月休みに見直してみた。
ソフィア・コッポラって最近どないなことになってるんやろ。「somewhere」と「THE BLING RING」しかみてないけど。
「somewhere」のエル・ファニングかわいかったな。個人的にソフィア・コッポラの作品は好きです。
処女作の「ヴァージン・スーサイズ」みてない、面白そうなのでみてみる。

ハリウッドスターのボブ・ハリスはCMの撮影のため東京に滞在していた。彼は英語の通じない異国でひとり孤独を感じていた。そして彼と同じホテルに泊まっているシャーロットは、カメラマンの夫の付き添いで東京にやって来ていた。彼女も言葉や環境に馴染まず、仕事優先でほったらかしの夫もあり、憂鬱な滞在になっていた。彼ら二人はホテルのバーで出会い、この滞在において唯一安心感を抱ける存在として意気投合した。

前になにかで書いたけど、スカーレット・ヨハンソンってあんまりタイプじゃない。
それは外見の話だけど、演技という意味では彼女の出てるいろんな映画を観てるし、嫌悪感はないので好きなんだと思う。
なによりも彼女の声はすごく好きだ。スパイク・ジョーンズの「her」で声だけの出演をしてるんだけど、もうすごく好きだ。
あの声で静かに優しく怒られたい。と思うのは僕だけだろうか。

ソフィア・コッポラ作品は、わりと経済的に裕福な人たちで構成されている。それは彼女の生い立ちがそうさせるのかな。
この物語も「ハリウッドスター」と「売れっ子カメラマンの妻」という、とりあえず日々の暮らしに不自由のない二人。
やっぱり巨匠の娘というのが関係するのかしら。「somewhere」はもろに「有名なお父さんを持った娘」という自伝的映画だったし。
あんだけの巨匠を父に持ちながら映画を撮ろうとするのは、並の決心では出来なさそう。すねかじってる感じもあんまないし。あるの?

タイトルから想像できるかもしれない。まったく英語が通じない都市に拘束され、孤独を感じる二人の話。
新宿のパークハイアットで撮影されて、歌舞伎町、渋谷、代官山それに京都など、お馴染みの町並みが多く出てくる。
言葉が通じない異国の地で、時間的なゆとりもあるが為の疎外感や孤独感が、ひしひしと伝わる。
逆にそんな時だからこそ冷静に自分を客観視できたり、自分が欲しているもの、人生を俯瞰でみられるのかな。

この歳になると、海外で異文化の都市に身を置いて、時間も持てあますほどにあって、心地の良い孤独の中で自分を静かにニュートラルに戻す旅。
というものに憧れる。若い頃のように精力的に観光するのも疲れるし、なんかゆっくり静かにしたい。
これはきっと爺さん婆さんが熱海でしっぽりするのに繋がるものがあります。でもなにもしない贅沢って良い。
でもきっとそうゆう時に一番テンションがあがって精力的に動いてしまうのは、なにを隠そう僕です。まだ子どもみたい。

「どうして日本人はRとLの発音を間違えるの?」
「わざとに決まってるじゃないか。あれがあいつらのジョークなのさ」
ビル・マーレーと、スカーレット・ヨンハンソンの距離感がすごく良かったです。
二人がホテルの部屋で一緒に見るのが、フェリーニの「甘い生活」だった。どういう意味なんだろ。

海外の映画監督が日本をイメージして撮る。
どうしてもヴィム・ベンダースの東京画が出てくる。またみたいな。できればシアターで。

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The End_1503 多摩川 / Nikon D610

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