FC2ブログ
開拓者の道
fargo-buscemi-briefcase-xlarge.jpg

「イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン / ファーゴ」

なんかドラマになったとかでプロモーションしてた。
コーエン兄弟作品は全般的に好きだけど、ドラマだと見始めると最後までみなきゃ的な義務感が生まれる。
それで潰れる時間を考えるとちょっと億劫なのでオリジナル映画作品をとりあえずみておいた。
「ハウス・オブ・カード」「ツイン・ピークス」とか頑張って、面白かったけどやっぱりちょっと時間がかかりすぎるしな。

ミネソタ州の自動車ディーラー、ランガードは多額の借金を負い大金を必要としていた。彼は妻の実家が金持ちだということに目を付け、偽装誘拐し身代金を自分が受け取ろうと計画した。ランガードは自動車の整備工場で働く男からある二人組を紹介してもらい、ノース・ダコタ州ファーゴへ向かった。そこで出会った二人は、神経質で変な顔の男カールと、一言も喋らない大男ゲアだった。彼らは偽装誘拐の依頼を受け実行に移す。

面白かった。そしてこんなにも全員の行動が思うようにいかない物語も珍しいな。
ただの偽装誘拐のはずが、行き当たりばったりでどんどん物事が悪い方へ転がっていく。
そしてそれは誘拐レベルではなく、人殺しにまで発展していく。
そこにある狂気とちょっとだけコメディを含んだ感じが面白い。

特に大男のゲアは単細胞で凶暴。無口で何を考えてるかわからないうえ、行動力のある人間ほど怖いものはない。
すぐ怒る。そしてすぐに手が出る。乱暴という言葉がぴったり。僕自身そんなに行動が丁寧な人間ではないけど、こうならないように。とは思った。
妊婦の警察署長、マージがすごく良いキャラクターでした。ダンナも。すごく真面目なのにちょいちょい笑える所が多い。
それは今回起こったことの根源であるランガードもそう。いたって大真面目なのにどこか笑える。それは監督の意図なのかも。

アメリカ人の持つブラックユーモアって、日本人には馴染まない部分はあるかもしれない。アメリカンジョークも。
この物語のラストも賛否両論みたいになっていて、あれをブラックユーモアと取れる感覚が分からないという意見は多かった。
僕も(血が苦手)なので素直には笑えないけど、アメリカ的に、あれはある意味外しなのかもしれないな。と思った。
タランティーノなんてまさにそう。「日常に隠れる狂気」みたいな物を描くうえで、真面目にやりすぎると重くなると思うし。

ちょいちょいで痛いシーンが覆い。血とか刃物とかいうより(それもあるけど)とにかく痛い。
ハンニバルシリーズで少し慣れたところもあるけど、やっぱり僕は苦手なんだろうな。。とても辛い。
この物語は終始雪景色のなかを進む。その雪の上にしたたる血は白とのコントラストで美しい、、ってわけでもないな。
やっぱり血は苦手だ。だけどアメリカの片田舎の妙に白い雪景色はとても美しかった。

ドラマ版、、いや、みない、かな。

te1458.jpg

The End_1458 渋谷 / Nikon F3

LINKS : 「THE END」「PHOTO DAIRY」「Trinograph」「Facebook」「Instagram」
■■■ | Comment : 0 | Trackback : 0
▲▲▲

Comment


 

 

 

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:

http://endscope.blog90.fc2.com/tb.php/1835-0a3d44bb
⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)