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新しい過去を作りに行こう
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「小栗康平 / 伽倻子のために」

小栗康平祭り、二本目。

1957年。在日朝鮮人の相俊は、東京の大学に戻る前に北海道の父の親友の元を訪ねた。松本というその男は、日本人の妻を貰い、貧しく暮らしていた。そこに高校生の少女も同居しており、名前を伽倻子といった。翌年、また松本の元を訪ねた相俊は、彼女と再会しふたりは心を通い合わせるが、ある日突然伽倻子は家を出て、行方をくらましてしまう。

ちょっと映画とは関係のない愚痴になってしまうんだけど、未だかつてない嫌な客が目の前に現れてしまった。
ミニシアターなので座席に傾斜はゆるい、だから頭は見える。上映時間の間、頭がフラフラすることもあろう。そんなことは良い。
だけど目の前にきたオッサンはじゃがりこを食べていたのだ。じゃがりこを馬鹿にしてはない、むしろ好きだ。でも映画館でじゃがりこはありえない。
食べる時の音もそうだし、じゃがりこをまさぐる時の音も酷かった。そしてビニール袋をガサゴソ。
それに加えて頭がフラフラ(やはり気になる)して画面にかかってくる。挙げ句にはイビキかいて寝やがった。笑
座席指定ではないから移動すれば良いんだけどそれなりに混んでたし、上映中にゴソゴソしたら僕も同じ迷惑な客になってしまうし。。
二時間耐えた。正直つらかった。映画どころではなかったかも。寝ちゃった方が楽だった。でも一度見始めた映画はなにがあっても最後までみる。
という自分ルール発動中だったので最後までみた。上映後涼しい顔して立ち上がったオッサンに殺意を覚えた。もちろん相手は自覚なんてない。
こうゆうのはちゃんと言った方が良いのかな。どんなに正論なことでも言葉にした方が悪者になることって多いしな。。
でもこれからは例え画面が見づらくても、一番前の席に陣取ろうと思う。その方が結果ストレスが少ない気がする。

という訳で、純粋に物語を堪能できたかはとても疑問です。でもせっかくみたので感想は書きます。
前半の北海道のシーン。背景に雄大な山が絶えず映っている。あれはなんて山なんだろう。北海道の山ってなんも知らない。
これは後の話になるんですが、小栗康平祭りの「眠る男」という映画は、舞台が群馬県なのでずっと谷川岳の雄姿が映っている。
映画をみてて、背景の山に心が動くようになったな。全然山の名前しらないけど、詳しくなりたい。

物語は小栗康平作品の特徴である戦後のドサクサ感+在日朝鮮人の差別と閉塞感。
映画としてはとても地味に淡々と進むので、退屈といえば退屈です。でも僕は好きでした(おっさんの頭フラフラがなければもっと!)
物語とは関係ありそうでない暗喩めいた断片的な映像が入ってくる。急に鳴り響くオルガン、道の先にある板塀が不意にギラッと光ったり。
映像も暗いんだけどスポットを意味深に使ってて黒澤清の映画っぽい。こっちがオリジナルか。。

小栗作品にほとんど出てた蟹江敬三。こないだ亡くなったけど、良い感じでちょい役感あります。
こないだ書いた田村高廣、それと死ぬ演技で有名な川谷拓三。みんな死んでしまった。
そうそう、ヒロインは南果歩が演じてるんだけど、これがデビュー作だそうです。
北海道のでっかい山の前にある大きな湖でボートに乗るシーン。すごく良いやっぱりボートは良い。じゃがりこさえ無ければもっと良い。

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The End_1435 武蔵小山 / PLAUBEL makina 670

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