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ブラック、イコール、ホワイト
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「苦役列車」

普通だったらみることないだろうな、、と思っていた映画のひとつ。この流れでみないと一生みないだろうな、と思いみてみた。
森山未來はBunkamuraで舞台「テヅカ」の時にすごい肉体美を肉眼でみたけど、この映画の身体はダルダルだった。それも役作りか。
高良健悟は「ソラニン」の時に大否定したけど、その後いろいろみてて好きになった俳優さん。
両者とも好きな俳優さんだし、芥川賞受賞作だし「みない映画」には入らないんだけどな、なんでかな。

1980年代の後半。中卒で19歳の北町は日雇い労働で稼いだお金を、酒と風俗に使い果たすその日暮らしの男だった。場末の家賃も延滞が続き、人を避け孤独に暮らしていた。そんな無益な彼だが、本を読んでいるときだけ夢中になり時間と現実を忘れられた。ある日、同じ日雇いの仕事場で専門学校生の日下部と親しくなる。同い年だった彼らは意気投合し、行動を共にするようになる。そして北町は日下部に、ひそかに想いを寄せる女性の存在を打ち明ける。

フィルムっぽかった。時代を表現するためなんだろうかな。その雰囲気と高良健悟となると「横道世之介」が出てきてしまう。
あの映画わりと好きだったんだよな。なんでもない映画なのになんか印象に残っている。
西村賢太原作は芥川賞受賞作、原作者は映画の出来に超不満足だったということが書かれてた。
僕も、、正直あんまり面白い映画だとは思わなかったかな。いや、みて損という訳ではなくて。

自分ばっかりその日暮らしで廻りはどんどん進み、皆が大人になり自分だけ疎外感を抱きながら生きる。
その切なさはすごく分かるしどちらかと言うと好物な方で、ちょっと胸がくるしくもなるんだけど。
だけどこの映画の主人公、北町は本当に自業自得でしかなくて、救いようがなかったりする。
若気の至りだったり、曲がった純粋的な矛盾なのにキラキラしてるものがあまり感じられないのだ。

悪態ついて酒飲んで女を小馬鹿にしてるだけなんだもん。それで淋しい、悲しい、孤独だ。というのはちょっと違うと思う。
僕が大人になったからそう思うのかな。たぶん違う。ほとばしる根拠のない自信、立場を気にせず噛みつく牙、そして酒に溺れ自己嫌悪。
そんなことをいっぱいやってきた僕。そして今でもまだそんな雰囲気を持ち合わせている僕が言うんだから間違いない。
かっこ悪くのたうちまわるけど不器用に進み、生きる的な描写がなかったからこの映画は面白くなかったんだと思う。

原作はどうなんだろう。芥川賞にそんなに信頼感はないけれど読んでみようかな。

前田 敦子もちろん興味なんてなかったけど、映画に出てるとなんか好感をもってしまう。
決して演技は上手ではないけど普通にかわいい女の子だし、その辺にいそうな感じがまた良かったりする。
この映画でも隣に住んでる寝たきりのお爺ちゃんの世話をする羽目になり、しびんで下の世話をするシーンがある。
その時の演技が好きだった。事務所の方針なのかわからんが、そうゆうヨゴレ役もやる感じがすごく好感でした。

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The End_1420 学芸大学 / PLAUBEL makina 670

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