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その一度で何もかもが変わるの
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「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」

まず最初に言いたい。この邦題はどうなんだろうか。原題は「Locke」主人公の名前アイヴァン・ロックから。
タイトルなんて物語が良ければどうでもいいんだけどさ。それにしてもひどい気がする。

バーミンガムで工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロック。出張中に一夜限りの関係を持った女性が早産の危機にあることを知る。ロックには翌日、ヨーロッパでは前例のない規模で行われるコンクリートの大規模打設が予定されていた。自宅では妻と息子が彼の帰宅を待ちわびているが、その女性の出産に立ち会う為にロックはロンドンへ向かう。全てを投げ出してハイウェイをひた走るロックには、子供の頃に父に見捨てられいまだに父を許していない背景があった。自分は父と同じ過ちを犯すまいと心に決めていた。

とにかくハイウェイをひた走る。86分間ずっと。
そして電話が鳴る。そして電話をかける。86分間ずっと。
ハンズフリーとはいえ、夜のハイウェイをかっとばしながらよくそんなに電話できるなと感心する。
僕は一度に一つのことしか考えられないでも到底無理だ。きっとすぐ事故る。まあそんなことはどうでも良いんだけど。

しかし本当に、最初から最後まで車でハイウェイを走らせながら電話で話すだけの話なので、苦手な人は退屈かも。
同じシーンで進む物語「十二人の怒れる男」という名作を思い出した。陪審員制度を扱った名作。三谷幸喜の「12人のやさしい日本人」も。
走っている間、まわりのどんどん状況は変わりハラハラした。物語はリアルタイムで流れ、上映時間と同じ86分間で終わりを迎える。
まさにライブ中継のように物語が進む。その臨場感は個人的にすごくすごく好きでした。

急に破水し早産だが急遽出産することになった女性。ロックの代わりに工事の段取りをすることになった男。
上司のクソ野郎。そして家で発狂する妻、とサッカーをみてる息子。
映像はずっとハイウェイを走る車だけだけど、その場にいない皆の感情がどんどん伝わってくる。この表現はすごくうまかった。
見始めてから86分後、とてもスッキリしている感覚があった。面白かったと思います。でもこうゆう映画は1回みればお終い。それが少し残念。

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The End_1414 中目黒 / PLAUBEL makina 670

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