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おそろいの赤いノート
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「テリー・ギリアム / ゼロの未来」

「未来世紀ブラジル」で有名な監督。でも僕みてないんです。最近ちょっと克服しつつあるけれど、SFが苦手なもので。
スターウォーズ的なSFは良いんだけど「ブレードランナー」とか「フィフス・エレメント」的な未来感が少し苦手。
この監督の「12モンキーズ」は好きだった。あの近未来感は大丈夫だった。ウイルス的な物語だったからかブラピ効果かはわからん。
でも初めてブラピ格好いいと思ったのは「12モンキーズ」だったような気がする。昔の話すぎてわからんけど。

コンピューターに管理、支配された近未来。その世界に馴染めずにいた天才プログラマーのコーエンは、廃墟になった教会に一人で生活を営み、コーエン自身の人生の意味を告げてくれるという電話をずっと待っていた。その電話を待ちながら、謎の数「ゼロ」について解明するべく作業に没頭していた。ある日、上司に無理矢理パーティに連れ出されたコーエンは、そこで魅力的な女性ベインスリーに出会う。積極的なベインスリーに戸惑うコーエンだったが、次第に彼女にひかれていく。

最近そんなんばっかりだけど、この映画も人間の存在意義について語っている。
イニャリトゥ監督の問いかけているものと違うのは、コンピューターに管理されて便利になったけど、結局は人間同じような事で悩み、
同じようなことを考え、悲しみ、そして孤独でしょ?でも生きていくでしょ?その意味ってなに?というような事かな。
漠然としたテーマには漠然とした答えしか生まれない。というセリフがあったけど、それも全体でいいたい事の揶揄めいた感じがあって好きだった。

でも既にネット社会をテーマにした映画ってものすごく多いから、有名なテリー・ギリアムといえども斬新さには欠けてしまう所がある。
禁止行為の看板の多さだったり、歩行者のペースについてくるしつこい広告とか、ビジュアルは目新しいけど言ってる事は特に新しくない。
ラストのシーン。コーエンの観念的な物の先にあった少しだけの救い。ちょっと画は旧エヴァンゲリオン劇場版のラストと被った。
カトリック的な表現もエヴァっぽい。キリストの頭部にカメラとかもかなりの皮肉だし。

ベインズリー役の女の子のがすごく良かった。最初は邪な気持ちで近づいてきたけど、最終的にはすごく良かったし。切ないけど。
決して美人じゃないが元気で明るくて影もある「私はあなたに必要とされたい」とか言い出すし。そうゆう頼られる感じ大好きだ。
「普通なら老人には惹かれないだろう」という質問に「彼が好きなの、彼へのこの想いは確かだわ、彼には何かがあるから」とか言うし。大好きだ。
最終的にコーエンはゼロの意味を知ったのかな。。「自分は何も知らない」というソクラテスの様に。

以下、社長息子ボブの言葉引用ー
※りょうくんは読むのは注意。そう書くと読まない訳にはいかなくなるんだろうけど。

宇宙は何の意味もないことを証明しようとしている。すべての物質、エネルギー、何もかもは一度のビッグバンによる偶然の産物だ。膨張し続ける宇宙はやがてブラックホールにのみこまれる。あまりに強い重力ですべては0次元である「点」に収縮され、空間、時間、生命、来世。なにもかも消える。何もない。ゼロだ。

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The End_1412 大岡山 / PLAUBEL makina 670

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