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コロラド・マウンテン・シャツ
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「ジャン・ルノワール / ピクニック」

早稲田松竹の二本立て。ルノワールの息子ジャン・ルノワール監督作品。
1936年に撮影されたが、大戦中ドイツ軍に破棄されていた幻の作品。
ネガを発見し、編集され1946年公開されたものの、リマスター版。
助監督にアンリ・カルティエ=ブレッソン

夏のある日曜日、パリから郊外にピクニックにやってきたデュフール一家とその使用人。新鮮な空気、太陽、草のにおいであふれた短い一日の中にみえる、男女の出会いと別れを、叙情と官能に満ちた絵画のような映像で表現した作品。

40分の短いモノクロ映画。内容は上に書いたとおりで、本当にそれだけ。なにもない。でもなんでもある。そんな映画。
ピクニックにきた家族が、男女で別行動をした時に出会った現地の青年と恋に落ちる。なんにも珍しくない話。
だけど僕の懐かしスイッチはギュンギュン押されて、終始デジャビュ体験が続くような不思議な時間でした。
モノクロ映画だからフランスの川辺の風景が、多摩川とほぼ変わらずみえたのが原因かもしれない。原風景です。

当時のパリの若い芸術家が集まって作ってたということを聞いてたので、そうゆう視点でみるとまた面白いです。
それと、この映像に映っている人は全員もうこの世には居ないんだな。と思うと人生の儚さも感じる。たった80年前のことなのに。
そしてこの物語、意外とエロい。裸とか絡みとかまったくないのになんかエロい。官能的といったほうが近いのかな。
モノクロがそうさせるのか、当時の貴婦人のコルセット的な服装がそうさせるのか、僕の個人的なフェティシズムなのかは分かりません。

物語の中で前半から嵐を予感させていたり(ポプラの木ざわめく!)その嵐と恋を絡めたり。
短い物語の中に、いろいろな映画としての(物語としての?)しかけが詰まっていて楽しい。
ただ、終わりはあっけなさ過ぎて「あ、終わり?」と思った。
それは同じ映画館に居た人の大半がそう思ったに違いない。

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The End_1385 目黒 / Nikon F3

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