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「グザヴィエ・ドラン / Mommy」

目黒シネマのグザヴィエ・ドラン祭り。前回に続いていってきました。
「Mommy」と「マイ・マザー」の二本立て「トム・アット・ザ・ファーム」はDVDでみたので、これにてドランコンプ。
二週間上映の最初の方とゆうことと、僕の場合お決まりの平日初回からの鑑賞ということで
ガラガラの客入りで無事にリラックスしてみれました。やっぱり人混みは嫌だ。

架空の世界のカナダでの話。この国には発達障害児の親が経済的、身体的、精神的に厳しい状況に陥った場合、法的な手続きなく子どもを施設に入院させることができる。という法律があった。ダイアン・デュプレには15歳の息子、スティーヴがいた。普段は純朴なスティーヴだがADHD(多動性障害)という病気を患い情緒不安定な少年だった。ダイアンは掃除婦をしながら、息子のスティーヴと暮らし始める。そして隣人で吃音に悩む求職中の女性、カイラと知り合い三人の穏やかな生活は始まった。

最初に感じるのはなによりも画角。「わたしはロランス」の時のどっしりとした6*7っぽい画角。
「トム・アット・ザ・ファーム」のトムの感情によって変化する縦横比。それも新鮮だったんだけど
この「Mommy」は1:1のスクウェア画角。映画でそれをみるのは初めてだったと思う。他の映画であるのかな。
どうしてもこの画角だと今で言うインスタグラム。昔で言うポラロイドを彷彿する。良い悪いではなく新鮮でした。

ただ、元ハッセルブラッド使いの僕としては、正方形の写真に対して良いイメージはあまりない。正方形の壁って確実にある。
それといわゆる「女の子が好きそうな写真(偏見)」という風に写ってしまう。そして僕はそうゆう写真に苦手意識を持っている。
人やディティール、光とかを撮ってるといちいち決まる。絵になる。でも僕は嫌悪感を抱く。これは「胸騒ぎの恋人」の時と同じ。
これは個人的な趣味の話でしかないけど、僕はもういちいちオシャレな感じが嫌でしょうがないのだと思う。

でもね、これはネタバレになってしまうので曖昧に語りますが「OASIS / Wonderwall」がかかる部分のあの表現は正直想像してなかった。
感動という意味じゃなく、、「お、おぉ〜。。」という感じ。開放感でいっぱいだった。あんなことよく思いつくな。
でもさ、前にも書いたけどそうゆう演出や、1:1画角とかの目新しい表現はすごいと思うけど、僕にとってはオプションでしかないんです。
そうゆう意味では物語にくっついてくる余計なものとして、自分の頭の中で排除する傾向になっちゃう。

といっても挿入歌はとても良いです。一連の彼の映画の挿入歌のセレクトは総じてすごく好きです。
歌詞も字幕で出て、歌詞と物語が繋がっていることもちゃんと説明してるのがストレートで好きです。ベタなものから知らないもの。そして古典まで。
他の映画もそういえば意味深につなげていた。今作だと「Wonderwall」歌詞がああゆう風にリンクするのかと思うし、そうゆうの楽しい。
あと「セリーヌ・ディオン」フランス語の曲の方が良いみたいです。エンドロールの「ラナ・デル・レイ」もすごく良かった。

物語について。スティーヴの不安定な感じは、発達障害のそれとはいえ、僕も通過儀礼としてそうゆう時期を通ったので、理解できる。
スティーヴはシンプルに母親を愛しているし、求めている。ダイアンも息子をとても愛している。お互いが愛しているけどすれ違う。
お互いが恥ずかしげもなく言葉にする「愛してる」という言葉。でもその言葉を越える関係がありながらうまくいかない閉塞感がすごくあった。
持論のドラン映画全員危機感抱いてる説。今作の危機はスティーヴとの生活かな。でもそれを危うくしてるのもスティーヴかな、愛って複雑。

「僕には愛が足りないの?」というスティーヴ「私たちには愛しかないでしょ」というダイアン。
そのストレートさに僕ちょっとだけ泣きそうになった。ちょっとだけね。

僕は男性なので、この歳でもまだマザコンだし、それは死ぬまで続くと思う。ストレートにはださないけど、母性を求める部分は消えない。
そうゆう意味で共感する部分もあり、そして映画として物語として好きな部類に入ってよい映画だと思う。
でも、どうしても「そんなに大した話か?」という気持ちが消えない。「映画の天才、グザヴィエ・ドラン」とか言わない方が良いんじゃない?
彼はもしかしたら俳優として映画に出てる方が良いのではとも少し思う。演技うまいしな。世の中の女性はその方が喜ぶと思う。余計なお世話だけど。

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The End_1379 渋谷 / PLAUBEL makina670

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