FC2ブログ
褐色のはしばみ
soromonnnogisho.jpg

「ソロモンの偽証 前編・事件」

デヴィッド・リンチ祭りの合間に早稲田松竹でみてきた。
宮部みゆきの小説って読んだことがない。昔「模倣犯」の映画をみて最低なイメージで。。
でも宮部みゆきファンに言わせると、あの映画で判断してはいけないらしい。だけど未だに手が伸びていない。
この小説は一度読もうかな、、と思ったけど長いし、映画になるの知ってたので読まなかった。こうゆうのは映画の方がやっぱり楽だ。

ホワイトクリスマスになった1990年のクリスマスイヴ。ある中学校で死体がみつかった。第一発見者はウサギの世話をする為に早朝に学校にやってきた2年の藤野涼子。死体は同じクラスの柏木という男子生徒で、屋上から飛び降りたものだった。警察は自殺として捜査を打ち切ったが、ある日涼子の元に告発文が届く。そこには、柏木くんは彼をいじめていた不良の大出に殺された。という内容が記されていた。告発文の存在はマスコミにも知られ、物事は事故として片付けられないものになっていく。

感想の前に今回は席が悪かった。早稲田松竹はいわゆるシネコンではない昔ながらの老舗の映画館だから贅沢は言えない。
床の角度もゆるいだろう、それはしょうがない。だけど今回は酷かった。最初、僕はなかなか良い席を取ったと思っていた。
だけど上映開始後10分くらいに入ってきて僕の左前に座った男性は、終始頭がフラついていた。30秒に1回は動いてて、画面にかぶってくる。
気になって気になって物語にも集中できなかった。何度も席変わろうかと思ったけど、結局耐えた。辛かった。僕も気を付けようと思う。

さて感想。事件についての伏線の広げ方は時間をかけている割にはあまり広がってない印象でした。
柏木くんの死の真相と、告発文により容疑者になった大出くんが犯人かどうか。それだけ。
柏木くんのお葬式に来ていた、違う学校の神原くんという存在だけ異質で、なんかあるなと匂わせていたくらい。
謎はそのくらいでその他の物事はシンプルに進み「謎が謎を呼ぶ」という感覚はない。言い換えればちょっと退屈だった。

細かい所で告発文を書いた人間とか、マスコミ、学校の対応とかいろいろある。
主人公の藤野さんが生前の柏木くんに言われたこと。そして大出のやってきた悪行とかそれなりにいろいろある。
だけど大きなことは最初からなにも変わってなくて「はやく裁判開けば?」とちょっと冷たい気持ちも出てしまった。
校内ミステリーだから登場人物が多くて、真実と嘘が入り交じるカオス映画と勝手に思ってたからちょっと拍子抜けでした。

基本的に画が暗い。暗すぎて見えないシーンも多かった。
学校内のシーンが当たり前に多いんだけど、子どもがいない僕にとって学校内の光景はなんとも懐かしいものでした。
物語とは関係のないそうゆうシーンである意味での郷愁を感じることは多かった。
体育館の袖の階段。そしてその先にあるキャットウォーク。冬の夕方、薄暮に包まれた部活帰りの渡り廊下とか。。

役名と芸名が同じで、今作が女優デビュー作である藤野涼子という少女。
こんなことかくとロリコンに思われるかもしれないけれど、かわいいかったわー。
いわゆるキャピキャピな感じはまったくない硬派な女優感がまた良かった。
山口百恵の若い頃にそっくりだなと思っているのは僕だけかな。。

終盤、さあ中学生だけで裁判の準備だ!的な雰囲気はどこか「僕らの七日間戦争」を思い出してしまい、ちょっと泣きそうになった。

te1354.jpg

The End_1354 多摩川 / SONY RX100 m3

「THE END」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph.」「Facebook」
■■■ | Comment : 0 | Trackback : 0
▲▲▲

Comment


 

 

 

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:

http://endscope.blog90.fc2.com/tb.php/1727-1456c86b
⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)