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ネガティブ期間中
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「アメリカン・スナイパー」

絶賛開催中のデヴィッド・リンチ祭りの合間にみました。「ツインピークス」の長丁場が始まる前に。。
早稲田松竹でこれと「フォックス・キャッチャー」を上映していたんだけど、仕事の都合がつかずにみにいけなかった。
なのでとりあえずDVDでみました。ほら、イーストウッド作品だしさ、話題にもなってたしさ。
戦争映画が苦手な僕ですが「FURY」で耐性ついたかな、、と思っていたけど、キツいシーンは多かった。。

イラク戦争に参加した特殊部隊のクリス・カイルは人並み外れた狙撃の精度から「伝説」と称されていた。クリスは出征前に結婚しており、愛する妻と子どもを残していた。家族を思いながらも引き金を引き続け、多くの狙撃を成功させ、仲間達を徹底的に援護していた。しかし4回にわたる出征を重ねる度に心に深い傷を負ってしまう。実在した人物を元にした物語。

イマイチでした。期待しすぎかな。実際に子どもがいる父親の立場の人が絶賛しているけど、僕にはよく分からなかった。
子どもがいないと分からない映画かしら、、そんなことはないよな。。
実在した人物、実際にあったことを元にした物語、というのは正直僕にとってはどちらでも良いオプションごとです。
どちらかというとそれが元で物語を中途半端にするのであれば、フィクションで全然良いのです。

戦場よりも戦争を描こうとした映画だと思う。圧倒的非日常の戦闘下における極限状態において、人間の精神に影響するもの。
そしてみえてくる本当に大切なものや、尊いものを描き伝えたいんだということは分かった。
だけどその割には戦闘のシーンに力が入りすぎていて、戦争映画が苦手な僕の気持ちを削いだ。
電動ドリルに、でっかいキリつけてぐりぐりしちゃダメだよなあ。直視できなかったよ。

冷たい意見を言うとアメリカの戦争を正当化して美化しただけの映画にみえてしまった。
一度そう思うとプロバガンダ映画にしか見えてこなかった。親とか子どもとか関係ないじゃん、、と。
戦場という非日常がテレビを通してしか茶の間に伝わらない。美化され、クリアになって報道される。
それでも同じ地球上で、血なまぐさい戦闘が行われているということが、あんまり僕には伝わらなかった。

それでも絶賛されている作品なので、所々で心が動く場面はあるにはある。退屈な映画ではなかったです。
やっぱりイーストウッド作品は、微妙な人間の心の動きを捉えた場面は多い。地味だけどそうゆう瞬間はとても好きだ。
帰還兵のトラウマにおいては、アラン・パーカーの「バーディ」を思い出す。それとマイケル・チミノの「ディア・ハンター」
あっちの方が、という比較はあまり良くないと思うけど、インパクトはレベルが違うかもな。

「ジャージー・ボーイズ」の時にも書いたけど、イーストウッド作品という名前が先走りすぎている気がする。
良い脚本買って、監督、総指揮、プロデュースという名前だけくっつけて売っている気がどうも拭えない。
個人的には、ミスティックリバー、グラントリノ、チェンジリング、ミリオンダラーベイビーあたりが好きだった。
脚本だけでなく、映画になってる気がする。そして全部好きな映画です。最近のはなんか全然映画として面白くない。

物語の中で実在するようでしないものの暗喩としてカイザー・ソゼという言葉が使われていた。
ファンとしてはニヤリとしてしまう「ユージュアル・サスペクツ」もう一回みたいな。

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The End_1350 中目黒 / PLAUBEL makina 670

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