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母親の少女時代
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「コクリコ坂から」

2回目。何かと酷評が多い宮崎吾朗監督作品ですが、個人的にこの物語は大好きです。

東京オリンピックを間近に控えた、1963年の横浜。高校二年生の海(メル)は仕事で海外に行っている母に変わり、兄弟と下宿人6人の世話をしながら学校に通っていた。父を戦争の海で亡くしていたメルは、海に向かって毎朝、信号旗をあげていた。そんな毎日が慌ただしく過ぎていくが、メルは同じ学校に通う風間に心を寄せていた。

2回目だけど楽しめました。時代背景が個人的なツボというのと、メルちゃんがかなりタイプです(NOロリコン)
ジブリ映画、女の子ランクでかなり上位に食いこみます。ナウシカ、シータ、フィオ、サツキ、あとは、、ポニョ。あと誰だろ。。
海は家庭的で献身的、多くを語らずも胸に秘めた想いがある。そんな女の子から溢れ出る大粒の涙をみたら、僕は抱きしめたくなる(NOロリコン)
あとはやっぱり横浜の山の手の風景。古き良き昭和と異文化が混ざった、良い意味で雑多な世界はとても魅力的に映ります。

この映画をみているとコミュニケーションのありかたについて考えます。とにかく不便、真実ではないことが真実として伝わる。そして逆も。
戦後20年、高度経済成長のまっただ中。それは政治も、仕事も、人間関係も、もちろん恋愛もとても雑で慌ただしかったんだと思う。
そんな中で一番のコミュニケーションツールはとてもシンプルに手紙、電話、会話。それだけ。伝われば伝わる駄目なら駄目。しごくシンプル。
伝えたい気持ち、それを感じながら受けれない気持ち。思春期の淡い形にならない気持ちがみえてとても良いです。言葉すらいらないかもしれない。

今だったらメールですぐに伝えられること。だけど本当にそれは伝わっているのかな、と思う。生活に埋もれてしまうものにしかならない気がする。
自分が歳をとり、コミュニケーションが重要ではなくなってきたのか、いちいち一喜一憂する時間がないのか、ただの不感症かわからないけど。
全部ただの報告、連絡にしかなってない気がする「既読」ってなってればそれで伝わった事になるんでしょ?返信すらする気すらなくなるよね。。
もちろん便利だし、仕事上それがなくなったら成り立たないことはかなり多いし、恩恵にあずかっているので文句は言えません。ただ、、ね。

物語の舞台は1964年。学生運動に火がともりだし、ここから1970年にかけて壮絶な時代を迎える頃。
僕は当時の学生運動に興味があった頃があり、個人的にいろいろ調べて勉強してた時期がある。三島由紀夫のファンというのも影響して。
一言で僕なんかが語れるほどシンプルなことではないのは分かっている。そして結果的によくないことは多い。
だけど、革命という名の元に本気で世界を変えようとした彼らのエネルギーが、現代の人間にあるのか。きっと無い。

東京オリンピック前、安保条約強行採決(コレに関してはとても思う事がある)でデモ雰囲気高まっている今とどこか被るな、と思ってみてた。
なにが今と違うか、、エネルギーだと思う。そして想像力。現代において、上を向いて月を見ながらトボトボ歩いて帰ることなんて、ないでしょう。
利益にならない物は淘汰されるでしょう。問題になりそうな物は排除されるでしょう。個人の小さい意見なんて尊重されないでしょう。
そんな社会で、普遍的で心を打つ物語、音楽、映画や絵画が生まれるのだろうか。なんだか話がずれてきたので終わりにする!

以下引用ー
古くなったから壊すというなら君たちの頭こそ打ち砕け!
古いものを壊すことは過去の記憶を捨てることと同じじゃないのか!
人が生きて死んでいった記憶をないがしろにするということじゃないのか!
新しいものばかりに飛びついて歴史を顧みない君たちに未来などあるか!

風間さんが討論の舞台で熱弁する言葉。僕の前のブログでもこの文章に反応して引用していた。そんな当時の自分が好きだったりします。
その頃のブログを読むと、文章としての水準は低くて恥ずかしい。今が書くようになっただけかもしれないけど文章量も乏しい。
よくある映画のレビューでもないし、あくまでも個人的なメモのようなものだから良いんだけどさ。
現在、2日に1回書いているこのくらいの文章はストレスなくスラスラ書ける。これは数をこなした結果か、慣れただけなのか。わかりません。

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The End_1327 武蔵野台 / Nikon D610

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