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村上春樹月間とめくらやなぎの恋人
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「村上春樹 / 1Q84 BOOK2」

残り100ページくらいから、終わるのがどんどん寂しくなっていった。
7年ぶりの新作長編として、噛みしめるようにゆっくり読んできた。
1000ページ越え。そして多分ページ数以上の文字数(段落が少ない)というのもありますが。
発売してから1か月。こんなに長い時間一つの小説を読んだのは初めてかもしれない。

読み終わるまでは世間の批評やレビューは見ないようにしてた。
その中でコレは終わってなくて、続編が出るんじゃないか的な意見がとても多かった。

100%物語の本質を理解してない僕なので便宜的な意見にしかならないけど
僕はこれで良いんだと思う。おしまいなんだと思う。
オチなんかなくて良い。村上文学はそうゆうものだ。
オチなんか無くても、心の底に残る「何か」がある小説はそう多くない。

哲学的であり、恋愛小説であり、ミステリーであり、官能的であり、エンターテイメントな今作
きっと読み出した瞬間に2009年から200Q年に入り込んでしまったんだと思う。
本当に楽しめた1カ月でした。

僕的な位置づけは、「海辺のカフカ」以上「世界の終わり・・・」以下かな。

まだ読んでない人は是非。
読んだ人は語り合いましょう!エヴァンゲリオンの時のように。
次の長編は何年後かな。それまで僕生きてるのかな。

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以下いろいろ調べたら興味深い「ねじまき鳥クロニクル」との共通点。

「1Q84」の冒頭はこう。

『タクシーのラジオは、FM放送のクラシック音楽番組を流していた。曲はヤナーチェックの「シンフォニエッタ」渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの曲とは言えないはずだ。』

比べてみるまでもないが、「ねじまき鳥」の冒頭はこう。

台所でスパゲッティーをゆでているときに、電話がかかってきた。僕はラジオのFM放送にあわせてロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲にあわせて口笛を吹いていた。それはスパゲッティをゆでるにはまずうってつけの音楽だった。

「ねじまき鳥クロニクル」のオマージュ説。あるのかな。

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Comment

トリノ

2009/06/26 02:55 ・・・EDIT

  午後の最後の芝生だね。
夏でね。僕も覚えてます。
オチがあるのもあるよね。

だけど、トニー滝谷的なオチの無さ。でも喪失感もあるんだな。

あの人の小説は、とにかく文章で情景がイメージできる。
それにつきるかな。

エヴァ!!
反応してくれるなら、メール使徒きます。

今度討論しよう!そうとうめんどくさいかもしれないけど。。。


hal

2009/06/25 09:57 ・・・EDIT

  なるほど・・・この日記読んでこれまでの村上ワールドの
ノドのつっかかりがとれた気がしました。

おちがないというのが、今までしっくりこなかったんです。

短編のお話(確か庭掃除のお手伝いする話だったと思うんです
が)やノルウェイの森などで描かれてた
自然や人の情景や行動がリアルに想像できる書き方は
好きでした。それはそれで楽しめばいいんですね(^^)

最近エヴァは映画にそなえて、再度DVD借りて復習してます(笑)


 

 

 

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