FC2ブログ
聞こえた様子がない
scoop-2006-14-g.jpg

「ウディ・アレン / タロットカード殺人事件」

ロンドン三部作の二作目ですが、先に言っちゃうと。。これが一番面白かった!
スカーレット・ヨハンソンが引き続き出演していますが、前作よりもコミカルな立ち位置ですごく良かった。
ウディ・アレン本人もメインで出演してて、相変わらずなおちゃらけ演技をみせています。
やっぱウディ・アレンの映画はコミカルさが合った方が良い!「ミッドナイト・イン・パリ」と同じくらい好きな映画になりました。

ジャーナリスト志望の女子学生サンドラは、ロンドンで行われていたマジックショーを鑑賞中だった。彼女は舞台に上げられ、中に入ったら消えてしまうという箱に入れられる。それはただのマジックの一部のはずだったが、彼女はその中で有名なジャーナリストの幽霊に出くわす。急死したそのジャーナリストはサンドラに、明るみに出なかった取っておきのスクープを伝え、自分の代わりにその事件を解明するように伝える。サンドラはショーをしていた手品師シドを巻き込み、事件の真相に近づく。

前作「マッチポイント」がわりとシリアスだったので、ロンドン三部作は愛欲にまみれた殺人を描いた、真面目路線なのかなと思ってたけど
事故で亡くなったジャーナリストがあの世に向かう船上から始まる。死神が舵を取る様は完全にドリフでウディ・アレンっぽいと安心すらさせる。
そのジャーナリストがコンタクトした人間がサンドラだった訳だけど、演じるスカーレット・ヨハンソンがとても良かったです。
もうこの子が好きと言っても過言ではないかも。そのくらいこの映画の彼女はチャーミングでした。お色気ムンムンよりこっちの方が断然いい。

予想通りな部分として、今作もロンドンの上流階級を舞台にした愛欲を交えた殺人事件。ということが共通事項みたいだけど
今作はイギリスの伝統的で土着的な部分もみえたり、ロンドンの切り裂きジャックを彷彿する通り魔事件を絡めたり、マッチポイントとはかなり違う。
明らかに怪しいヒュー・ジャックマンは、どうしてもエックスメンしか思い出せなくて困るけど。。
いくらなんでも、ちょっとビジュアルがアメコミヒーローすぎるんだよな。。プレステージの時にもそう思った。濃すぎ。

ミステリー、、といわれるとそこまで大層な仕掛けがあるわけでもないし、伏線という伏線もない。
あるとしたら、プールか。。全然びっくりしなかったし予想できる範囲だけど、びしょびしょでにっこり笑うサンドラは、とてもお茶目で良かった。
スマートを激走させるウディ・アレン演じるマジシャンのシドは、いいかんじの緩いオチになっててよかったです。
ちょっと出演しすぎ的な意見あるけど、キャラ先行は否めないけど演技はうまいんだろうし、どんどん出てもらって良いと思う。個人的には。

若いお姉ちゃんと、お爺ちゃんのコンビが犯人を突き止めていくんだけど、そのやりとりがまったくかみ合ってない。それが良い。
本当に短い暗号も覚えられない脳細胞の弱い老人と、見かけだけの恋心に自分を見失っている痛々しいまでの若人。もうバラバラで話にならない。
全然シリアスじゃないのにそれなりに濃密な内容で、95分の短い物語りだけどとてもドタバタで見応えありました。
もちろん突っ込み所はいっぱいあります。矛盾も多いし殺し方とか超ずさん!とか思うけど、これはこれで良いんだと思う。楽しめたもの。

これはもう一回みてもいいなーというくらい好きな映画になりました。
ウディ・アレンの好きな所がいっぱい詰まってたな。何度もいうけど、こっち路線の方が好みです。

te1275.jpg

The End_1275 三宿 / Nikon F3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
■■■ | Comment : 0 | Trackback : 0
▲▲▲

Comment


 

 

 

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:

http://endscope.blog90.fc2.com/tb.php/1645-7c111251
⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)