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ラジオの時間です
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「プレイス・ビヨンド・パインズ」

「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランス監督と、同じく主演のライアン・ゴズリングなので、みてみた。

移動式遊園地のバイクショーで天才的なドライビングテクニックをみせるルーク。しかしその日暮らしの日々を送る中、昔の恋人ロミーナに再開する。彼女はルークの子どもを内緒で出産し育てていた。その事実を知ったルークは自身を改め定職に就き、ロミーナと自分の子どもとの生活を送ろうとする。しかしロミーナには養ってくれる男性の存在があった。

「ブルーバレンタイン」みたいに、社会に馴染まないはみ出し者が自分の居場所を探して苦悩する映画かと思っていた。
まさかの3部構成になってるとは思わなかった訳です。しかも、世代を飛び越えて原罪的な物が見え隠れする。
副題の「宿命」はなんてネーミングなんだ。と思ってたけど、最後までみれば納得しました。ドストエフスキー的な血の因果。
基本的に物語はどんどん進むので、140分の長さはまったく気にならないです。あっという間です。

この映画は3世代にわたるクロニクルでもある。だから最初のエピソード以外を語るとどうしてもネタバレになってしまう。
とても感想の書きづらい映画なんですが平たく言うと、善と悪は相対的に形を変える。ということかしら。
またはブラジルで蝶がはばたくと、テキサスで竜巻がおこるように、なにをきっかけに物事が変化するのか予想できない。とか。
それとも世代を超えた因果応報、手塚治虫の火の鳥的なことかもしれない。もうなんだかわからない。

ルークは風来坊な自分から脱却して、まともな仕事に就こうとする。だけど、結局は悪行に手を染める。
それは社会的に完全な悪なんだけど、それをきっかけにして善が生まれる。その善は違う視点からみると悪だったりもする。
時代は流れ、その善が生んだ物はしだいに悪に変わり、その悪は回り回って(しかも形を変えて)自分の元に戻ってきたり。
限りなく善だったものが、限りなく悪に変わっていく様はとてもアイロニカル。そして自分ではどうしようもない宿命的な物も。

ライアン・ゴズリング。好きな俳優の1人だしハンサムだと思うんだけど、なぜかどうしてもコッペパンにしか見えない。
「きみに読む物語」あたりと「ブルーバレンタイン」や今作の役の傾向がかなり変わってきてるけど、個人的にはどちらも好き。
「きみに読む物語」の時は「東のエデン」のジェームス・ディーンをなんとなく思い出してしまい(時代設定も)ドキドキしていた。
あの路線の彼もまた見てみたいとは思っています。ジェームス・ディーン!についてはまた後ほど。

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The End_1262 平和島 / Nikon D610

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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