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入らずの森の伝説
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「リトルフォレスト 夏・秋」

「海獣の子供」という漫画で、圧倒的な描写力で海の神秘について描いた作家。五十嵐大介の同名作品の映画化。
こないだキネカ大森にいった時に、ポスターみて知った。四季に分けたエピソードを、1時間ずつ4編。2本の映画に分けた作品。

東北地方の「小森」という集落で、自給自足の暮らしをしている若い女性。いち子の物語。都会から東北の実家に戻ったいち子が、地域の人々や友人と一緒に生活し、生き方を見つめ直す物語。自然の恵みを丁寧に料理し、食し、生きる様が描かれる中、断片的にいち子の過去や、哲学的なエピソードが挿し込まれていく。

ストーリーはほぼない。でもある。曖昧な言い方だけど、多分そうんなんだと思う。
小規模公開だったみたいだけど、もったいないような、嬉しいような、複雑な気持ちです。
「あまちゃん」の橋本愛主演ですが、ぼくはこの子の淡々とした演技好きでした。特に料理や農作業の自然さ。
僕は経験ないけど、付け焼き刃でできる物じゃないと思います。手つきやしぐさ、何回も練習したんだろうなというのが見えた。

日常の生活で、他の生命を頂いて自分たちは生きてるということ。言葉で言うのは簡単だけど。
自給自足というのがきれい事ではないこととか、無駄にすることなくちゃんと料理し、ちゃんと頂くと言うこととか。
日頃忘れがちなことが淡々と語られる様が気持ち良かった。なによりもうまそうで、お腹が空く。
そして人間と自然との距離感。近すぎず遠すぎず、干渉しあい拒絶しあう。漫画と同じくらい表現されてたと思う。

「言葉はあてにならないけど、私の身体が感じたことなら信じられる」
冒頭、夏、自転車で山の中の坂を登るシーンがある。登り切った時「ほっ」と声が漏れる。
こんな一言に共感してしまう自分。山に登ってて、山頂じゃなくても急に景色が開けた時「ほっ」と声が漏れる。
もしかしたらその、言葉にもならない吐息に近いものだけの為に山に登るんだ。とかいったら言い過ぎかな。

今回は夏と秋のエピソードなんだけど、特に夏の生い茂る緑の美しさつったらない。
朝の素晴らしさ、雨に濡れる森、僕がハイキングに求めてる風景がそこにあった。新緑の季節!
前に書いたように、今僕は登山休憩中です。だけど、やっぱりこのまま終わることもないみたいでソワソワしてる。
そうゆう自分の気持ちに安心もしています。好き嫌いはっきり別れる登山。僕は好きな方に入ったみたいで。

すごく勝手だけど、ラマパコスのりかちゃんは好きそう。彼女は同じような思いで料理してるイメージがあります。
この映画、音楽が、とてもとても良かった。宮内優理、昔わりとこうゆう音楽を聴いていた。今聴くと新鮮で気持ち良い。
サントラ欲しいと思ったくらい。でも売ってないみたい。。この映画のあれではないけど、動画貼っておきます。
「冬・春」も楽しみ。



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The End_1245 渋谷 / Nikon F3

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