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コンゴ=キンシャサの夢
杓子山(1597m)

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The End_1244 杓子山 / Nikon D610 と PLAUBEL makina 670

その後も岩場がしつこく続きメンタル面を削られ、山頂直下の急登は僕の股関節を痛めつけ、フィジカル面も厳しかった。
それを乗り越えた後なんとなく頂上の雰囲気がして、脳内オーケストラがフィナーレの音楽をかき鳴らしつつ、山頂へ到着。
ここがまあ富士山正面にして360度すっぽんぽん。とても気持ち良かった、、はず。心にどこか少しだけわだかまりがあった。
その時も義務を果たしたという気持ちがあった。義務ってなんだ?と自問自答したまま登り、落とし物&迷いもありテンションが低かった。
本当に景色も天気も気持ちも良かった。けどテンションはあがり切らなかった。最後にも書くけど、やっぱり無理はいけないんだなと思った。
でも誰もいない山頂はベンチとテーブルもあり、快晴で360度すっぽんぽん。で山頂で作るラーメンとサンドウィッチは安定の美味しさだった。
これだけでも十分来た意味あるんだけどさ。でもなんかテンションが上がりきらない。何度も言おう、無理はダメ。
落とし物とか、道迷いもあったけどそれでコースタイム通りだったから、まあ早かったのかもしれない。でも早々に山頂を発った。
山頂から再出発する時の感慨深さってなんかある。さようなら感があって、とてもセンチメンタルになった。

後半、僕の最初の計画では、石割山を通り山中湖まで下りるルートの予定だった。でも帰りのバスが極端に少なくて、時間との闘いだった。
とりあえずしばらく下りだけど、ルンルン下りとは行かず相変わらず岩場にロープ。それと北面の凍った雪が緊張させる。
だけど30分も歩くと落ち着いてルンルン下りになり、やっと気持ちに余裕がでてきた。これは山中湖までコースいけるかなと思っていた。
その時、地面に落ちる自分の影に違和感を覚えた。トレポの影が1本しかない、、戦慄が走った。リュックをおろして調べるとやっぱりない。
そういえば下りの岩場で尻もちまではいかないけど、ちょっとずり落ちた。その時かな、、でもあれは1時間くらい前のことだ。
この時の僕は潔くあきらめた。登山の前半ならまだしも後半で、しかも下ってきた道を登って取りに行くなんて無理だった。
トレポはリュックのサイドに付いてるポッケに挿してるんだけど、止め方が良くなかった。ゴムで固定できるんだけど、固定方法が甘かった。
軽く付けとけば出しやすいと思ってたけど、出しやすい=落ちやすい、ということに気付かなかったのだ!バカ!僕のバカ!
でも前にも書いたように失敗して、今後気を付けるようになるんです。痛い出費ですが人間として成長できたので、いいのです。泣
ついでにいうと、この登山でデジカメの液晶保護プロテクターと、レンズのホコリを吹き飛ばすブロアーも落としていた。
それに関してはたいした金額じゃないので良いんだけど、山にゴミを増やしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。泣

という訳でもうすっきり諦めてズンズン進むけど、テンションはがた落ちなので、時間に余裕あっても山中湖はやめとこうか、と思い始めた。
朝、登り始めた所に戻るルートがあるので、その選択も視野にいれつつ進んでいたけど、決められないままその分岐に到着。
左には来た道よりしっかりした道。そして右方向に「→バス停」の看板。登り始めの所に戻れるルートだ。その時僕は迷ったあげく、、
「時間も余裕あるし、山中湖はやめとくにしても、石割山方面にもうちょっと進んでみようかな。もう少し歩きたいし」と思った。
なので左のしっかりした道へ。その道はあまり手入れはされてなさそうだけど、広くてしっかりしてるし、ちゃんとピンクリボンも多かった。
しばらく行くと道がまたまっぷたつに分かれ、そこに看板はなかった。地図にもそんな表記ないので、コンパスで方角調べて目的の方向へ行った。
10分くらい歩くとなんとなく嫌な予感がした。理由はない、なんとなく、本当になんとなく嫌な予感がした。不吉な鳥も鳴いていた。
「嫌な予感がしたら戻れ」というのを何かの本で読んでたことがあった。なので僕は最初の分岐まで戻った。
するとさっきとアングル違うので「→バス停」の道とは別に、獣道のような道があることに気付いた。
その獣道の足元には看板が朽ち果て落ちていて「石割山方面」の文字。僕が進もうと思っていた道はそっちだった。
僕はもう気が抜け、緊張の糸が切れ、頭にも来て「もうやめた!帰る!」となかば半ベソで下山を決めた。

決断してしまうと気は楽になり、緩やかにくだる林道を歩くだけだし、バスの時間にも余裕があった。
という訳で、適当に林の中で休憩した。お湯を沸かしコーヒーを入れ、パンの残りを食べたりしながら
誰もいない静かな林の中でゆっくり休憩した。これでもかってほどボケーっとした。それが今日一番で気持ち良かった。
いつも余裕なくてできなかったけど、こないだの記事に載せたアトリエブルーボトルさんの写真を撮ったりもした。
僕はまだまだ登山キャパが狭いので、登山=チャレンジ感は強い。達成感あって良いんだけど、そればっかりだと辛くなっちゃう。
なによりも最初の頃に言ってたように、僕はダラダラと森の中を歩くくらいの方が好きみたいです。
鷹ノ巣山の山頂の景色にドキドキしたけど、やぱりこうゆう静かな林の中でぼーっとしてる時間も大好きだ。何よりも安心。

それからは頃合いをみてバス停までゆっくり歩き、念願のコーラ一気飲みをして、時間通りにきたバスに乗り込んだ。
そういえば今回の登山、本気で誰一人にも会わなかったことに気付く。最初から最後までゼロです。それはそれで怖い。
でも乗り込んだバスは富士山観光の中国人がいっぱいで、都心だけでなくここまで中国人で溢れていることに辟易した。
バスから今登ってきた山を眺めて、僕のトレポと液晶保護プロテクターとブロアーのご冥福を祈った。
富士山駅でお土産のほうとうを買って、また長い時間かけて帰った。長い時間電車に乗ると、読書が進んでよろしい。でも長すぎる。

今回登山において反省点はいっぱいある。低山だからといってなめきってる自分。
そしてなによりも体調と、無理はいけないということ。無理して行っても危険だし、なによりも楽しくない。
僕は一度思うとあれこれ考えずに突っ走る部分があるから、気を付けないといけない。
この登山のあと、少し休憩という意味で山にいってません。春爛漫で天気が良い日は少しソワソワするけど。
これから新緑の季節だし、秋から山登りを始めた僕にとっては、また新鮮な時期になるとおもいます。
登山はきっと一生の趣味になる。という気持ちは今でも変わってない。だけど、だからこそ。ゆっくりマイペースにやっていこうと思います。

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杓子山 | Comment : 0 | Trackback : 0
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