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ワールド・伊豆・ユアーズ
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「野川かさね / 山と写真」

ちょっと山岳物ブームは去りつつある。けどこの本も小説ではないけど、一応山岳物ということで。
野川かさねさん。モデルのKIKIとよく一緒に出てるイメージがある。ホンマタカシに師事した後、独立した写真家。
女の子が撮る、フィルターありきインスタよろしくスマホ的な写真は、相変わらず吐き気がするし精神衛生上よろしくない。
なので見ない方がいいものとして排除しているけど、この人の写真はそうゆうものではなく、かつ女性的ですごく好きです。
内容は、山で写真を撮るにあたりポイントになることが、写真と共に分かりやすく、とても分かりやすく書いてある。

本文中に「遠くにあるものを遠いままで撮影。望遠レンズはなくても大丈夫」とあった。
現にほとんどが50mm標準レンズで撮ってるもので、これに僕はとても影響を受けてしまった。
そしてボディが機種は違えど同じメーカー、レンズは同じ物を使ってるという偶然も後押しして
先日の明神ヶ岳の登山には50mmのレンズを付けて行きました。でもバックにズームレンズはしのばせていた。
そうゆう所に女々しい自分がでる。覚悟がない。男らしくない。なよなよしてる。頼りがいがない。包容力もない。そこまで言われる筋合いもない。
しかし、どうしても不安というか、欲というか、万全を期したくなる。せっかく山に行くんだから、と肩に力が入ってるんだと思う。
でも結局その時の登山は、ほとんどズームレンズは使わないで、50mm標準レンズしか出番はなかった。
それから僕の中で山用カメラの考え方が少し変わった。記録用、もしくは凡庸な写真であればコンデジでじゅうぶんな気がする。
そしてここぞという時は50mm付けたNikon F3、もしくは中判のマキナのどっちかで撮った方が、個性がでるんじゃないかと。
せっかく山に行ってるんだから出来る限り全部押さえたい。という気持ちから、撮れなければ撮れないで良い、そのかわり僕にしか撮れない写真を。
という思考に変わって行った。これは少しだけ登山に慣れてきて、頭の中が整理されてきた証拠だと思います。良い傾向です。
そもそもフルサイズデジイチと、交換レンズ。そして中判カメラってのは無理があるとは思っていた。日帰りだからまだしも、今後は、ね。

本の話に戻ると、写真はやはりホンマタカシ的、とは言わないけど、どこかニューカラーの雰囲気は感じる。
それは素直にかっこいい。叙情的で、刹那的で、柔らかくて、優しさと厳しさが両方あって、とても好きです。
僕もこうゆうスタンスで、山で写真撮れればいいなと、とても参考になりました。
今までの登山での写真は山ごとに分けてあるので、たまに見比べたりしている。
同じ奥多摩だと同じような風景の写真だったりする。だけどその中でもちょっとずつ表現を変えたり、試行錯誤してる感はあった。
これからの僕の山写真がどうなるのか分からないけど、新しい山に行くのと同じくらい、どんな写真が撮れるかが楽しみだ。
そんなことを考えさせられた、とても良い本でした。他のも読んでみようと思います。

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The End_1232 渋谷 / Nikon D610

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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