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スカイ・ザ・ブラックボード
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「6才のボクが、大人になるまで。」

自分でも意外だけど、今年初の映画館にいってきました。
今年になってからそれなりに忙しかったのと、山のことばっかり考えてたからかしら。
でも久しぶりの映画館はやっぱり良いものでした「映画を観に行く」というイベント感が良い。チケット買って席に座って見るのが良い。
でもなんだか僕は二本立てに慣れてしまってて、一本じゃ物足りなかったかも。

テキサス州に暮らす6才の少年メイソン。大学に入りスキルアップを目指すと言い出した母親に連れられ、姉のサマンサと一緒にヒューストンに転居することになる。そこでアラスカから戻ってきた父と再会するが、両親の仲はうまくいかず離婚が決まる。メイソンは周囲の環境の変化に耐え、柔軟に対応しながら多感な時期を静かに過ごしていく。

ひとつの物語を12年間同じキャストで撮り続けた。というのですごく話題になってた映画。
僕はそのことだけなんとなく知ってたけど、その他の前情報はなにもなしでみました。
率直な感想、面白いし、飽きないし、うまく出来てる映画だなと思うけど、最終的になにが言いたかったのか分からなかった。
みて損だったことはなく、どちらかと言えば好印象。だけど、いまいち分からなかった。不思議な映画です。

確かに12年同じキャストで撮り続けるというアイディアは面白いし、言葉よりも大変だったと思う。
12年間も時が経てば時代のトレンドも変わるし、時代遅れの作品になる可能性は大きい。
あとスポンサーの問題。結構お金かかると思うし、12年後に公開しないと成果が出ないってことだとしたら、かなりリスキー。
気になったのは12年前に撮った映像と、最近撮った映像とでほとんど画質の差がなかったのはなんでなんだろ?なんでなんだろ!

物語は成長していくメイソンを中心に進んでいくけれど、廻りにいる大人も同じように歳をとっていく。
物静かなメイソンは廻りの大人に振り回されがちだけど、彼は彼で自分の世界を育み成長してた。
明確な説明はないけれど、自然に静かにゆっくりと成長してた。でもやっぱりそこには苦悩が見え隠れしていた。
家族の問題、友達関係、初恋から失恋、そして性の話も。皆が通る通過儀礼のようなもの。

時代の流れを感じる演出に、アップル製品が多用されていた。
漢字トークOS的な初期マックから、スケルトンiMac。そしてipodからiphoneまで。
僕はずっとアップル村の住人として生きてきたので、その辺みてて楽しかった。
これって12年前から現在のアップル製品の反映をある程度予測して撮ってたということ?どうなの?どうなの!

メイソンは大人になるにつれ、悩みながらも自分のやりたい事、好きな事が段々明白になってくる。
そこに迷いはいっぱい見えるし不安な表情もすごく出てた。役の年齢と自分の年齢が同じことからくる自然さってあるんだろう。とても自然だった。
先輩風ふかすつもりはないんだけど、それをみてて僕は「とりあえずやってみて、駄目ならやめればいいんだ」と思った。
もう僕自身のことではなく、悩んでいる少年に向けた思いを抱いた。それはやっぱり僕も歳をとったからだろうな。

イーサン・ホーク演じるメイソンの実の父親。これがかなり好きなキャラで、とてもフランクで、良いお父さんだった。
女房とはうまくいかなかったけれど、僕が思う理想の父親像に近かった。そしてメイソンも明らかに父親を求めていた。
超適当な父親だけど、やっぱり男ってそうゆうもんだと思うし、男同士は難しい言葉で話し合うよりも、一緒に遊んだ方が早い。
今の自分の場合はやっぱり山連れてってあげたい。ひとりで登ってるときも、甥っ子のこと思い出して「見せてあげたいな〜」なんて思ってるし。

大人という立場だけど、子どもと同じ目線で物事をみて、上から物を言い押しつけるのではなく、でも放っておく訳でもない。
少し先輩という立ち位置で進むべき道や、考え方を指し示すことはかなり難しいことと思う。それが自分の子でも、そうでなくても。
正しい答えなんてなんてないんだけど、もし僕の甥っ子が思春期になんか悩んでいたら、このお父さんみたいに接しようと思った。
かなりふざけた大人だったけど、僕は親はないし、そのくらいのキャラの方がちょうど良さそうだ。

と、本当に全体的に良い映画だったし、僕は映画に明確なオチをあまり求めてない人間だから良いんだけど。
やっぱり最終的に「この映画はなにが言いたかったんだ?」という疑問が残るんだ。それはそれでいいのか。

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The End_1115 田園調布 / Nikon D610

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