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苦しい眠り
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「そこのみにて光輝く」

「大阪物語」の時に池脇千鶴ファンを公言しましたがぼくですが
この映画やってたのは知ってたんだけど行けなくて、DVD待ちと思ってたらもう出てた。
なので早速みてみた。呉美保という監督の作品。在日韓国、オカンの嫁入りの人。なんか最近よく聞く。
これはみてよかった!

仕事をせずその日暮らしで生活していた達夫は、パチンコ屋で知り合った青年、拓児としりあう。拓児は言動や気性は荒いものの、人なつっこく憎めない存在だった。拓児の家にくるよう誘われ、することがない達夫はいわれるまま向かった。拓児の家はバラック小屋で寝たきりの父親と、その世話をする母親。そして家計を支えるために働きに出る姉の千夏がいた。達夫と千夏は惹かれ合い、お互いを想うようになっていった。しかしある日、達夫は千夏の秘密を知ってしまう。

青山真治の「共喰い」と同じような設定、雰囲気だった。こっちは函館が舞台だけど、なんか西っぽかった。
共喰いで主演だった菅田将暉という男の子が、池脇千鶴の弟役で出てた。
まあチャラチャラしてて、若い頃の何も考えない勢いだけのその日暮らし感が出てて、痛々しくて良い。
この男の子仮面ライダーWの頭良い方やってた人だ。ハンサム路線よりこっちの方が全然良いと思う。

池脇千鶴はやっぱり好きでした、なんか見てるだけでドキドキするし、笑うとなんか嬉しい。笑。
確かに昔より太ったかもしれないけど、僕は細すぎる女性よりこのくらいの方が魅力を感じてしまう。
役的にやさぐれてるし、あまり本心を見せない雰囲気や言い回しが多いので、しかめっ面のことがとても多い。
でもたまにニコっと笑うんだよ。その度にほんとドキッとする。ツンデレだ。

綾野剛って「横道世之介」にちょっとだけ出てたくらいで、あんまり知らない。だけどなんか良かった。
演技もうまいと思ったし、風体や姿勢がなんかかっこよかった。
とりあえず僕も吊り目なので、襟足廻りをカットして、口ヒゲはやしたらこんな感じになるかなと思った。
なので早速やってみたら、全然違かった。基本がなってないんだと思います。

えーと物語の話、

仕事中に起こった事故がトラウマになり社会復帰できないでいる達夫。いきなりパチンコ屋で知り合った男の家についていく。
その辺がその日暮らし感があって好きだった。実際にはあり得ないんだけど。。あるのかな?
そこで出会ったやさぐれた女性、その時ふたりは言葉なしに惹かれ合っていた。でもそこに恋のようなものはあったのかな。
物語が進むにつれてわかるけど、負と負が惹かれ合った風にみえた。だからこそとても不安定だったけど、一瞬で光輝いていた。

こんな僕が語るのはどうかと思いますが、人間の弱いところや、暗い所でつながる絆って強い気がする。
5月の爽やかな風のように、どこまでも健全に楽しく、みんなニコニコ仲良しです。ってのほど嘘くさいことはないと思う。
そうゆうのどうしてもうわべの関係に見えてしまうのだ。またはお金の臭いを感じてしまう。という僕はひねくれすぎかな。。
さらけ出しましょう!という訳ではない。それやるといろいろ問題が増えるだろうし。だけど自然に暗い所で共感したものは強い気がします。

社会的なヒエラルキーの底、悪循環、ラットスパイラル。桐野夏生の「デンデラ」を思い出した。
どうしようもない、どうすればいいかわからない達夫の淋しさに僕は痛いほど共感した。その淋しさを埋めることを女性に求めてるのも。
社会的孤独、日常的孤独、非生産的な毎日、どうせ僕なんて誰にも共感されない的被害妄想、そして来る日没、やさぐれナイト。
今はだいぶましになったけど、昔は僕もこうだったなーと思ってみてた。仕事はしてたけど。

ぼくはあの時なにが欲しかったんだろう。と考えることがある。
それは今でもあまり変わらないけど、たぶん僕は誰かに「大丈夫だよ」といわれたいだけなのかもしれない。
孤独というのは、物を生み出すうえですごく必要なものだと思っている。だけどやっぱり不安にもなるし、迷いもする。
そんな時にそうゆう言葉が欲しかったんだと思う。男って本当に弱いよな、、僕だけかもしれないけど。

しかしみんなタバコ吸いすぎ、酒飲みすぎ。仁義なき戦いバリに喫煙&飲酒しています。
酩酊して夜露に濡れた暗い道を、千鳥足で歩く。煙草吸いながらフガフガ帰る。
僕にもそんな風だったな、もう遠い昔のことのように感じる。どっちが良かった?と聞かれると、どっちも良かった。
もう酒も煙草も必要ない人間になったけど、懐かしむ気持ちはある。でも懐かしむだけでいい。それが歳をとった証拠かも。

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The End_1054 目黒 / Nikon F3

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