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「人生の特等席」

クリント・イーストウッド作品は久しぶり。。と思ってみたけど、この映画は監督してないのね。
グラントリノの時に書いた気がするけど、頭の固い偏屈なジジイを演じたらこの人の右に出る者はいるのだろうか。

メジャーリーグの名スカウトマンと囁かれたガスも、年齢には勝てず、肉体的な衰えを感じずにはいられなかった。特に視力の低下は深刻で、失明の恐れもあると診断されていた。コンピューター全盛の現代、パソコンどころかタイプライターすら使わず、自分の目と耳と肌と勘でスカウトを続けている。ガスにも世代交代の圧力がかかっていた。そんな父を見かねた娘、ミッキーは男社会がまだまだ残る、弁護士としての仕事をしていた。彼女は今まで積み上げてきたもので得たチャンスが巡ってきていた。そんな時に長年のガスの仕事仲間に、ガスの体調が心配だから、スカウト旅行につきそうように頼まれる。悩んだミッキーだったが、仕事の都合をつけ同行することにした。しかし頑固者の父親には「すぐに帰れ」といわれる。ミッキーは半ば意地でガスにつきそっていく。

ジャスティン・ティンバーレイクが出てて、プレステージの時にも思ったんだけど俳優としての彼はわりと好きだ。
ただのセレブ野郎ではないということなんかな。天は二物も三物も与えるのか。。
エイミー・アダムスは歳とってから良くなったと思っています。こないだの「her」とか「The Mster」「オン・ザ・ロード」も。
全部この3~4年の映画だな。その前って何出てたんだろう。イメージがまったくない。

33歳、恋人はいるが独身、男性社会の中で自分を確立させようと、仕事第一最優先でやってきたミッキー。
やっと掴んだチャンスに父の旅につきあっていることで、そのチャンスだけでなく、恋人とまでもギクシャクする。
自分はこんな時になにをやってるんだろうという葛藤。そして父も、頑固で素直ではないので悪態しかつかない。そんな旅。
元々親子間の仲も良い方ではなかったので、旅中も言い合いばかり。それでも同行してたのは、親孝行の気持ちからかな。

この物語はそんな親子関係も、ストレートではなく、劇的にでもなく、ゆっくり、しかも目に見えない部分で修復されていく様がある。
その自然な感じがすごく好きで、監督はしてなくても一連のイーストウッド作品にある「言葉にしないけど確かなもの」がみえる。
最後はかなりご都合主義な感じあるけど、まあいいと思います。若手のスカウトマンも偉そうなバッターも嫌な奴だったし、スッキリ。
アナログ、懐古主義、肌で感じるものを信じることは、僕も好きだし、大いに賛同します。でも僕はデジタルも好きです。どっちも良い。

自分の老いを、自分自身では認めているんだけど、他人には認めて欲しくない
哀れみの目で見られるくらいであれば、死んだ方がマシだと本気で思っているガス。
旅行中あることで病院で診察を受けるんだけど、28歳の医師に「生きててよかった」といわれ
ガスは「人生もわかってない28歳のおまえに生きてて良かったなぞなぜ分かるのだ」と返す。偏屈だ、笑。

ジャージーボーイズ、すっかり見逃した。。

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The End_1045 石川台 / Nikon F3

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