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得体の知らない生物
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「万城目学 / 偉大なるしゅららぼん」

昔の「鹿男あをによし」とか「鴨川ホルモー」が好きだったけど「プリンセストヨトミ」で嫌になって疎遠になっていた。

高校入学の機会に琵琶湖沿岸の町、石走にある日出の本家にやってきた日出涼介。湖の民としての力を与えられた者として修行をするための生活が始まった。本家には、跡継ぎの淡十郎がいて、本丸御殿から学校まで一緒に舟で通うことになった。しかし初日から同じクラスの棗広海とは入学初日からトラブルを起こしてしまう。棗家は日出家と1000年にもわたり因縁関係にあり、琵琶湖を舞台にいがみ合っていた。変わり者の淡十郎に振り回されつつ、淡九郎伯父さん、グレート清子、濤子、同級生の速瀬など、多彩なキャラクターに囲まれた中で、静かに静かに力対力の戦いの幕が上がっていた。

580Pクラスの長編小説なんだけど、あんまり長さが気になる小説ではなかった。
その辺はあまりストレスはなかったんだけど、いまいち乗り切れない自分もいた。
なんだろう、、初期の「鹿男あをによし」の時のような光悦感を感じない。
「面白い!」という素直な感情が生まれてこないのだ。ちょっとなんでなんかわかりません。

前半は謎というか、伏線というか、意味深というか、?なシーンが多い。
でも、これ後で分かってくるんだろうという雰囲気はありありなので、いちいち気にしないで読んだ。
中盤に一族を揺るがす大きな事件が起こり、ある意味窮地に立たされるんだけど
その辺からいろんな物事に整合性が出てくる。この辺りは、気持ちよかったな。

万城目文学によくみられる「不思議な力」を使うから、SFになるのかな、わからんけどそうゆう物語なので
細かい所でご都合が良い所や、展開が多いのもある。でもそれは前からだし、少しコメディだしいいのだ。
ラストの、大きな問題を解決した力は、どうだろう。好き嫌い分かれるかもしれないです。
基本的に読んでてストレスもないし、嫌だと思う所も特にないけどなんか乗り切れなかった。煮え切らない意見ですみません。

舞台が滋賀という、今までの京都、奈良、大阪に比べてマイナーなのもあるのかな。
そんなこといったら滋賀県民に怒られちゃうか。でも「鹿男あをによし」は面白かったんだ。
なんだか乗り切れなかった理由がいまいち分からないので、映画もみてみようかな。危険かな。
この文庫本買ったときに合わせて「とっぴんぱらりの風太郎」も買ったけど、少し、暖めておこうと思います。

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The End_1037 聖蹟桜ヶ丘 / Nikon D610

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