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盆栽とPTAの関係
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「市川準 / 大阪物語」

目黒シネマで市川準監督特集をしてたので、みにいってきた。
雨の休日に財布と電話と文庫本と、35mmのカメラだけもって近所のミニシアターに行く感じ。とても好きです。あ、あと傘ね。
市川準監督。急に亡くなってからもう6年経つんだな。今回はこの大阪物語と、トキワ荘の青春、病院で死ぬということ。の三本上映。
病院で死ぬということ。はみれなかった。どうせならいとうせいこう原作の「ノーライフキング」やって欲しかった。DVDないので。

大阪を舞台に描かれる漫才夫婦とその娘、ちょっとだけ弟の物語。霜月若菜は14歳、両親は漫才師の「はる美&りゅう介」あと弟が一人の家庭。裕福ではないが平凡で不満のない毎日を過ごしていた。しかしある日学校が終わり家に帰ってくると、両親は別れ話の最中だった。しかも若菜がいる事に気付かず話を進めてしまう。その後父親のていたらくぶりが明るみになり、家庭は崩壊していく。しかし夫婦漫才は生業として続けて行かざるなかった。

僕は池脇千鶴が好きです。結構なレベルで好きです。asayanのリハウスガールオーディションから好きでした。
顔もタイプだとおもうし、声も、眉毛も好きです。主役って感じじゃなく、脇だけど存在感あって固めてる感じが好きです。
たぶんこの人は、同姓から嫌われるタイプだというのも想像できるけど、僕は好きです。
あの甘い声が、同姓から嫌われるタイプだというのも想像できるけど、僕は好きです。

それはそうと、その池脇千鶴もこの映画では14歳の中学生役。
冒頭の自己紹介的なシーンでは「まだ将来のことなんかわからへん」とすごく中学生的なことを言う。
そんな少女と大人の間の微妙な時期、しかも両親の離婚問題、父親の不貞という、その時期の女子には御法度的なことでいっぱい。
そんなとても難しそうな役をばっちり演技してると思う。全編通して不自然に思うところが一度もなかった。

中盤、物語はがらりと雰囲気を変え、若菜が家出めいたものをする。そして大阪中をさまよう。
前半に同級生で不登校になってた男子の話がでてきて、若菜がその子のことをかばう発言をする。その男子とばったり再会するのだ。
その男子はつっぱってて、再会したとき時なんか敵グループみたいのに追いかけられてる。その敵グループの風体が笑った。
白いシルクハットに、シャツ&ベスト。それにステッキ持ってたかな。そんな奴いるか!というか完全に時計仕掛けのオレンジ意識!

その後その男子も行動を共にするんだけど、それがなんか不自然だった。なんかなんの説明もなくついてきた感じ。
ふたりで大阪市内をさまよい、チャリで二人乗り、BGMは真心ブラザーズ、そのあと疲れ果てて路上生活的。
この辺のテンションがあまりつかめなかったな。どうゆう流れ?そんなことある?って。まあいいのか。
ほんで紆余曲折あって物事は収束していくんだけど、その時の両親の姿をみて、彼女は悟ったんだと思う。

ラストシーンでは、冒頭の頼りない少女とは違い、きちんと自分の将来像を語っていた。
少女はこの夏に起こったことで、限りなく成長したんだ。こうゆう所、すごく女性的だなと思った。一瞬で成長する。大人になる。
総じて、若かりし頃の池脇千鶴も、物語も、全部ひっくるめて良い映画だと思います!
DVDも廃盤だそうで、こうゆう作品を積極的に上映してる目黒シネマ、早稲田松竹には毎回ありがたく感じます。

市川準は好きな監督の一人で、中でも亡くなるちょっと前の「トニー滝谷」が好きです。
それは村上春樹原作だということもありますが、村上春樹作品の映像化でめずらしく成功したものだと思っているから。
それはイッセー尾形も宮沢りえも後押しして、大好きな映画になっています。あの静かな物語はかなりツボです。
その「トニー滝谷」は僕の中で、市川準ランキングではなく、僕の歴代好きな映画ランキングでもかなり上位に入ると思います。

そうそう、この「大阪物語」エンディングには尾崎豊の「風にうたえば」という曲が流れた。
僕は今まで、尾崎豊に心が動いたことはおそらく一度もないけど、なんかいい曲だった。

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The End_1034 渋谷 / Nikon D610

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