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論破する人、される人
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「レクイエム・フォー・ドリーム」

「π」と「ブラックスワン」の監督作品ということと
「トレインスポッティング」好きならこれ!という紹介をされてたので。
後味がすごく悪いという情報も目に入ったけど、そうゆうのはあまり気にならないので。
でも僕はトレインスポッティングがあまり好きではありません。ダニー・ボイルは好きだけど。

ごく普通の若者の男女が、薬物によって破滅への道を進む物語。舞台はニューヨークのコニーアイランド。古いアパートメントに住む未亡人の中年女性サラに、大好きなTVのクイズ番組への出演依頼の連絡がくる。サラは歓喜するが、TV出演の為にダイエットを決意する。しかし効果は出ず収録日は近づく。困ったサラは怪しい医者にかかるようになる。その頃、サラの一人息子ハリーと、恋人のマリオンの元に、友人のタイロンが麻薬密売の稼ぎ話を持ってくる。彼らはその仕事に成功し、大金と麻薬を大量に手に入れる。

いやー、これはほんとうに後味悪かったわ!
後味悪い系といえば真っ先に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を思い出しますが、違った後味の悪さ。
若者の勢いだけの短絡的な間違い。ということだけだったらここまで救えない感じにはならなかったかもしれない。
それこそトレインスポッティングの二番煎じになってたかもしれない。しかしこの映画には中年の女性、サラの存在がある。

子どもは独立し(してないけど)孤独な未亡人。毎日TVだけを楽しみにしている。
そんな日常に突如あらわれた夢のような出来事。だけど自分は年老い、若い頃のようなエネルギーもない。
若者は夢を叶えるために、それが犯罪だろうと、金だろうと一番の近道を迷わず進み出す。
サラにもその気持ちだけはあったんだと思うと、すごく不憫にみえてしまい、悲しくなった。

この監督の作品は感覚に響く。視覚、聴覚はもちろんなんだけど、痛さまで伝わってくる。
ナタリー・ポートマンがでてた「ブラックスワン」もこの監督の作品。
あの映画の「ささくれ」の場面、今思い出しても痛くて震えるわ!
そうゆう感覚的表現がこの映画のいたる所にも出てくる「π」の時もそうだった。あれは苦悩か。

だけど最初に書いたように「トレインスポッティング」を好きじゃないという僕は、基本的に薬物の話が好きじゃない。
ラリって訳がわからなくなって、変なことになって、まずいことになって、それでも中毒症状に悩みまた手を出して
さらに状況は悪くなって。にっちもさっちもいかない。という物語にあまり魅力を感じないんです。悪さ自慢みたいで。
当たり前ですが現実の世界でもそうゆう話が大嫌い。つまらなくてしょうがない。そこに哲学はあるのかい?と問いたくなる。

ハリーの恋人マリオンという女の子が、とっても美人で知的なんだけど、そうゆう女性が薬物に溺れていく姿が痛々しい。
ジェニファー・コネリーという女優さん。ハリー役も男前な俳優で、最初ガルシア・ベルナルかと思ったら違った。
ジャレッド・レトーという人。ファイトクラブにも、パニックルームにも出てるらしいけど、知らん。
みても損はないし、作品としては後味悪いけど面白いと思いますが、薬物の話なのでオススメはしません。

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The End_1022 長原 / Nikon F3

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