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肉体の苦痛の多寡
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「松本大洋 / ナンバー・ファイブ」

子どもの頃から大好きだった漫画というもの。だけど、気付けば読む機会が少なくなってた。
大人になるってやつは、こうやっていつのまにか選んでて、やらなくなっていくことなのかな。時間のせいにして。
少し思い出すと「進み方が遅いから終わってから一気読みしよう」と思ってた作品が結構あって。
いい機会だからと読んでみた。そのうちの一つ。ナンバーファイブ。

遠い未来の話。人類が犯した行為により生命の生態系は崩れ、世界は崩壊の危機を迎えようとしていた。その荒れた世界を救うため、9人で構成された「虹組」を中心とした「国際平和隊」が結成される。それぞれが特殊な能力を持つ彼らの活躍により、再び世界に平和が訪れた、かに見えた。ある日虹組のメンバーである「ナンバー吾(ファイブ)」が一人の女性を誘拐し逃亡した。女の名前はマトリョーシカ。虹組の他のメンバーは、メンツを保つためにナンバー吾を捉えるよう命令を受け、刺客となりナンバー吾の後を追いかける。

大好きな松本大洋作品だけど、なんだか話が長くなりそうなので、途中で読むのやめていた。
それでも最終巻は2005年に出てた。。9年前か。時間というのは相変わらず暴力的に流れています。
松本大洋作品お決まりの、どこか真理を理解してるキャラは相変わらず出てくる。ピンポンの「ドラゴン」みたいなの。
でも今作の激しい戦闘シーンの描写とか、なんか他の松本大洋作品と異質な感じがする。

一番ファンタジー感はあるかもしれないな。砂漠の描写とか、メビウスのアルザック・ラプソディっぽい。
それでもやっぱり最終的に哲学的なアプローチになっていくのが、松本大洋っぽくてすごく好きだった。
「ナンバー死(フォー)」の存在とか、哲学的すぎてかなりツボ。もちろん「ナンバー王(ワン)」も。
平和というものを題材にしているけど、変にヒーローめいてないし、全体的にチープになってない感じが良かったです。

今刊行中の「Sunny」は新刊が出たら買ってるけど、まだ未読。完結後にいっき読みしよう。
昨今のコミック業界はどんな感じになってるんだろうか。まったくアンテナ広げてない僕だけど、少し気になる。

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The End_972 羽根木 / Nikon F3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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