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マツザワ少尉の再スタート
さあ、どれ、じゃあ書きますか、ということで。
いままで、たまにお休みしてきたこのブログですが、ここまであいたのは初めてかもしれない。
今日かく小説なんて、ずいぶん前に読んだものになってしまってるし。
休んでる間、読書も映画もあまり精力的ではなかったけど、またコツコツと書いていきます。

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「村上龍 / 五分後の世界」

前に村上龍の小説を買いにいって、村上春樹の本を買ってきた。ってことを書いたけど
その後も目当ての文庫がなくて、しょうがないから村上龍である程度評価の高かったこの本を読んでみた。
あんまり長い小説じゃないし、もし駄目でも最後まで我慢して読み切れるであろうとも思って。
読み出した本や見始めた映画は、どんなにつまらなくても最後までみる。という自分ルールがあるのです。

俺はただジョギングしていたんだ、と小田桐は意識を失う前のことを思い出した。しかし現在はぬかるんだ道を行進している。辺りには硝煙の匂いと爆撃による煙が立ち上っていた。そこは明らかに戦場だった。そして俺は戦闘に参加していたんだ。なぜか腕時計はきっちり5分ずれていた。。5分ずれたもう一つの日本は太平洋戦争がまだ続いており、駐留する連合国軍相手にゲリラ戦を続ける日本国軍兵士がいた、純粋な日本人は26万に激減し、地下に建国されていた。

前からよくいってることなんだけど、僕はメディアに露出が多い作家というのがあまり好きじゃない。
文章を読んだ時にその人が語っているようなイメージがつきまとっちゃうから。三人称だと特に。
僕の中では村上龍もそれで、もうスーパードライしかでてこない。だけど食わず嫌いはいかん。ということで。
村上春樹とW村上なんて言われ、とても認められてる作家だし。そもそも村上春樹も最初食わず嫌いだったしな。

昔、村上龍の小説を読んでみようと思ったときに処女作「限りなく透明に近いブルー」から手を出した。
結果、駄目だった。表現がグロすぎて嫌だった。気持ち悪くなっちゃってさ。最後まで読んだけど。
今作も冒頭に戦場で非常に激しい戦闘に参加することになるんだけど、そのシーンがもうグロくて嫌だった。
でもそれって超リアルな描写ってことなんだよな。。でも僕にはちょっときつかったです。

今回、村上龍を読もうと思ったきっかけに、ある先輩との会話があって、その人曰く、村上龍の小説には
リアルな描写と、設定があって「もしかしたら本当に起こりそう」と思える所に魅力があるらしい。
ポツダム宣言を受諾しなかった日本。アンダーグラウンドと言われる地下世界に社会を作っている。
地上では中国やアメリカ、そしてソビエトが進軍している。そんなとんでもない設定が妙にリアルだった。

物語には26万まで激減した純粋な日本人がいて、日本人としての誇りを失わず連合軍と戦い続ける姿勢があった。
その描写に少し奮い立つものがあった。今の日本人に足りないものはこれかもしれない。と、超影響されてるぼく、笑。
なんか自然にかっこよかった。戦争放棄しないことがかっこいい、って訳ではなく、誇りだけで生きているその姿勢。
ただ隠れているではなく独自の軍事力を育み、ゲリラ戦を得意とした史上最強の部隊と恐れられている。格好いい。

この小説発表の頃アメリカ依存の弱気な外交をしている日本の社会風刺的な意図があったみたい。
うーん、読んだ結果。前に読んだ時よりも、村上龍作品、いけるくちだ。と少し思っています。
先輩の影響もあるのかもしれないけど、これからいろいろ読もうと思います。目当ての作品も現在は手元にあるし。
でも結局、その前に他の作家の長編読んでしまい、村上龍ブームはすこしお預けになるけど。

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The End_969 南青山 / Nikon F3

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