FC2ブログ
自分が思う未来
ichikawakonmnogatatari.jpg

「岩井俊二 / 市川崑物語」

さあ、そして岩井俊二特集、最後の作品。これも未見の作品です。
しかも僕は市川崑という監督に疎い。というかほぼ知らない。
金田一耕助シリーズ。と聞いて初めて理解するくらいです。
結果として、この映画をみて、市川崑という人物にものすごく興味が湧いています。

映画監督、市川崑の幼少期から戦争を経て現在に至るまでの物語を、岩井俊二監督がまとめたドキュメンタリー映画。市川崑のアニメーター時代のエピソードや、奥さんでもあり脚本家としてのパートナーでもある和田夏十との思い出など、映画人市川崑ができるまでの過程が凝縮されている物語。岩井俊二、談「歳の差なんて関係ない、この世で一番話の合う人に出会ってしまった」

もう一度言うけど、僕は市川崑という人間について、ほぼ無知である。
そのおかげで、まっさらな気持ちで映画に望めたのが良かったんだと思う。
ナレーションはなくて、すべてテロップで表現されていた。巻き上げの音と共に。
ちょっとリリィシュシュのタイピングに似た感じも。

生い立ちから、太平洋戦争の徴兵を検査を二回もすり抜けた件。
ディズニーのファンタジアに感銘を受け、アニメーターを志したこと。
紆余曲折あり、実写の映画監督になり、それから映画人といわれるまでの半生。
映画における手法や、表現、音楽など全てが岩井俊二を通してまとめられている。

そしてなによりも、奥さんだった和田夏十の存在を語るシーンはもう外せない。
すごくサバサバした、強い女性というイメージ。だけど全然冷たくない。人間味、暖かさ。
昭和はやはり女性が強かった時代だったのかも。男はいつも女性に支えられているのだ。縁の下の力持ち的に。
乳がんと診断され、18年の長い闘病の末亡くなった。その件は荒木経惟の奥さんを彷彿させて、僕は泣いた。

岩井俊二ならではの解釈と演出が僕には合っていて、ぐんぐん身体の中に市川崑が入ってきた。
市川崑監督も、この映画が公開された2006年は健在だったけど2008年に逝去。満92歳。
僕はこれから市川崑監督作品、横溝正史原作のもの。いわゆる金田一耕助シリーズをみるつもりだ。
古谷一行じゃないよ。豊川悦司でもないよ。石坂浩二ね。

これで岩井俊二特集はおしまい!

te962.jpg

The End_962 芝公園 / Nikon F3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
■■■ | Comment : 0 | Trackback : 0
▲▲▲

Comment


 

 

 

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:

http://endscope.blog90.fc2.com/tb.php/1428-d276b7db
⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)