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しずかな毎日へ
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「岩井俊二 / PiCNiC」

目黒シネマの岩井俊二特集。三本立ての二作目。CHARAと浅野忠信主演作品。
ふたりの出会いのきっかけになったので、ファンの間でこの映画はよく伝説的に語られている。
もう一人主演の橋爪浩一という俳優さんは、その後全然みないと思ったら事故で他界していた。
1999年7月のことらしい。ノストラダムス。。

少女ココは両親に見捨てられ、精神病院へ入れられた。その施設は平温を取り戻すには難しい場所であり、ココはますます心を閉ざしていく。ある日ココは施設で知り合ったツムジとサトルという少年が、施設の塀を乗り越えて探検に出かけるのを発見し、ココも同行した。しかしある場所より向こうへは行かない二人をみて、ココはあっさり境界を飛び越え、向こう側へいってしまう。「塀の上なら、いいのよ」といって。

映画がどうこうの前に「浅野忠信」という人物。僕らの世代はこの人のことを崇拝している人が多かった。
いわゆるアイドルでも、ストリートでも、ヤンキーでも、ヒップホップでもない彼に皆が憧れてた。
それは男性も女性も、もちろん僕も。今でも好きな俳優のひとり。カリスマとはちょっと違う存在。憧れか。
そしてCHARA。このふたりが付き合い、結婚したことがもう僕らの世代ではとんでもないことなのだ。

とんでもないこと。。いや、違うな。なんか「なるべくしてなった感」がすごくあって羨ましかったんだ。
「CHARA / タイムマシーン」のPVをみてると今でも胸がグッとくる。
別れの歌って所が、現在は別れているという現状とラップして、また僕の感傷感を後押しする。
結果的に別れたから、全ては真実じゃなかったのか?そうじゃないよな。その時も今も真実なんだ。アディオス。

映画の話。これは鬱映画とくくっても良いんだと思う。物語性がなさすぎるという意見もわりとある。
だけどこの時代の邦画ってほとんどこんな感じだったよな。「邦画はつまらない」という世間的な流れがあった時代。
ハリウッド映画全盛だったから。オチがないから。テーマが明快じゃないから。スカッとしないから。そういわれた時代。
でも僕はその頃の邦画が大好きだった。アメリカ映画も好きだったけど、ハリウッド映画はあまりみない人だった。今も。

問題定義して、後は観てる側のとりように任せます。という所が批判の対象だったりすることが多いけど。
基本的に物語りってそうゆうものだと思う。教科書じゃないんだから。答えもないし。あっても面白くないでしょ?
この映画もまさにそれで、陰鬱な状況や深層心理。分裂症めいた痛々しい表現は多い。そしてオチも、あるけどない。
そんなテーマでも映像はスタイリッシュで、儚く、センチメンタル。そこら辺は岩井俊二です。すごく岩井俊二です。

暗喩で満ちあふれた物語なので、いろんな解釈ができると思う。僕の断片的な解釈。
「塀」「神」「世界」という単語。カラスの羽をまとったココは悪魔?たぶん黒い天使。
天使は何を救う?死ぬことも生きることも怖かったツムジ。そして「地球最後のキス」
岩井俊二特有の、逆光がまぶしい映画。初夏をおもわせる雰囲気の映画。いいタイミングでみてよかったです。

目黒シネマで、ごめんなさい!おとといまでで終了!

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The End_961 御成門 / Nikon F3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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