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「ブラック・ホーク・ダウン」

戦争映画は苦手だ。でも名作といわれる物はみておきたい。でもやっぱり苦手だ。
この映画も名作とうたわれ、いろんな所でプッシュされている。事実を元にしたものというのもあるのかな。
「ブレードランナー」を借りにいって、もう一本が決まらなかった。戦争ものだけど、としょうがなく決めた。
だけどこの映画、監督が同じリドリー・スコットという偶然。そうゆうのたまにある。

1993年ソマリアの首都モガディシオに100名の米軍特殊部隊の兵士が降り立った。彼らの任務は「30分あまりで終わる任務」と思われていた。しかしアメリカ軍がこれだけの多くの死傷者を出したのは、ベトナム戦争後初。とまでいわれるまでの大きな戦闘になってしまう。戦況は時間を増すたびに悪くなり、ブラックホークと言われるヘリコプターもついに撃墜されてしまう。事実に基づいた物語であり、アメリカ軍が紛争介入を考え直すきっかけとなる事件の映画化。

やっぱり戦争映画はみててきつかった。今作は血&グロ表現は(戦争映画にしては)少なかったので助かったけど。
簡単に考えてたけど作戦通りいかなくて、やいのやいのして、大変なことになっちゃった!というのがシンプルな感想。
だけどそれだけじゃなくて「あたり前のことがあたり前にならないことの恐怖」という印象が僕は大きかった。
イレギュラーな事態に即座に対応できる人間って少ない。それが大人数であればあるほど、事態は好転しない。

米兵はソマリア民兵に仲間を撃たれ、怒りの中銃をぶっ放し、役名どころか顔も映らないソマリア兵を殺しまくる。
「仲間を殺されたんだから、どんどん殺してもいいのだ」というようにゲリラも市民も関係なく撃ちまくる。
でもそのソマリア兵にも仲間がいて、仲間は米兵になにくそ感で突っ込んでくる。
米兵の死はスローモーションで演出され、ソマリア兵の死は遠目で倒れるだけ。ハッキリいうと不快だった。

戦地から基地に戻り、また出陣する際。行くのが怖いと言い出す兵がいる。
上司に自分で決めろと言われ、悩み、結果また戦地に行く決断をする。劇的な音楽で美化されて。
すごく違和感があった。行きたくないのあたりまえじゃん。それでも勇気とともに戦地に行くのが愛国心?
僕にはどうしてもそう思えない。「アメリカはこんなにすごいんですよ」的なプロパガンダ感が強かった。

「戦争」ってことに着目すると、僕からはこうゆう批判しかでてこないけど、映画としてはリアリティがあり
ニュースでただ流れる「遠い国で起こった自分とは関係ない事件」で終わらなくなったので、みて良かったです。
ソマリアという国は今でも無政府状態で武力が物を言う国。ソマリア沖の海賊はいまでも増加してるらしい。
アメリカが介入しなくなったことは良い事だったのかどうか、僕には難しすぎてわからん。

映画とはちょっと話がそれるけど、、
ソマリアの人たちは戦争に参加してる人も一般市民も、人海戦術でアメリカ軍の作戦に対抗してくる。
これが最高に恐怖だった。そして作戦を失敗に導いた最大の要因がこれ。暴徒と化した大人数の人間ほど怖いことはない。
最終的には人が一番のウェポンだった。

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The End_956 阿佐ヶ谷 / Nikon F3

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