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ぼくの細胞
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「ブレードランナー」

僕の10個上の世代の人たちがわりと口を揃えて言うことなんだけど。
「ブレードランナーは当時新しかった」という言葉。オリジナルは82年公開。名前はもちろん知ってたけど
今までみたことなかった。なぜか、僕はSFが超苦手だから。でもなにかがなにかして今回みてみた。
原作は「フィリップ・K・ディック/アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。

2019年地球人の大半は宇宙へ進出していた。残された人間は点々と都市を構築していた。その一つ、ロサンゼルスでは休みなく雨が降り続いていて、アジア系を始め様々な種族の人間が集っていた。その群衆の中に居たデッカードはガフと名乗る男に呼ばれ本署と呼ばれる所に連行される。デッカードはそこで元上司に会うことになる。「レプリカント」といわれる遺伝子工学で生産された人造人間が、4名地球に侵入したのでそれを見つけ出せという命令だった。デッカードはレプリカントを識別し抹殺する「ブレードランナー」で、一流の腕を持っていたが引退した身だった。

完全にSFだけど、スラムの町並みは日本を意識してるのでそんなにSFめいて見えなかった。
町並みは歌舞伎町をイメージしてて、ネオンや広告も日本語が多い。歌舞伎町を参考にしたらしい。
字幕にならない街の喧騒の中に、日本語がちりばめられているのも楽しい。
よく耳にしてたあのBGMはこの映画だったのね。しかしずっと雨が降っている。傘の柄がライトセーバー。

ベテラン敏腕ブレードランナーのはずのデッカードが、意外と弱い。
肉弾戦になり相当追い込まれ、らすと銃でなんとか倒したぜ、、的なシーンは多い。
敵さんの人間に対する慈悲、みたいな感情が見え隠れするのに「俺が倒したぜ」的な顔するのが少々むかついた。
銃を構えてる姿がどうしてもハンソロに見えてしまうのも少しむかついた。

SFによくある「人間らしさってなに?」という哲学的なものを含んでいるので、少しじっくり見ないと理解しづらいかも。
レプリカントの立場になって考えると胸が詰まったよ。手塚治虫のようなお話です。
僕がみたディレクターズカット版は「ユニコーンの表現」があった。なんだこりゃと思ってみてたけど理解できなかった。
調べたら分かったけど、そうゆうことか。。終わりがハッピーエンド版とバッドエンド版があるのも知らなかった。

1980年に思い描いた未来でも、昔の記憶を思い出すきっかけや、物思いにふける場面には写真があった。
それはipadでもPCでもなく、なにか空中に浮かび上がる画面でもなく、すすけたポラロイドフィルムだった。
「そこまで未来をイメージできなかったよ!」という話でおしまいなにかもしれないけれど、僕にはやっぱり
データじゃなく紙として残っているものに、思い出やメッセージは込められる残るのではないか!と思う。

レプリカントのロイが言うセリフ
「お前ら人間には信じられないものを俺は見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船や、タンホイザーゲートのオーロラ・・・そういう思い出もやがては消える。その時がくれば。涙のように、、雨のように、、」
ロイの劇中での存在感は素晴らしくて、完全にデッカード役のハリソン・フォードを食っていた。

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The End_955 羽根木 / Nikon F3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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