DATE:2014/03/25(Tue) 13:25 No.1384

「東京公園」
青山真治作品でみてなかったので、みてみた。
こ、こ、これは!久しぶりにみなきゃよかったと思える映画でした。
カメラマンを目指している大学生の光司は、東京中の公園を訪れて家族写真を撮っていた。ある日一人の男性に声をかけられ、ある依頼を受ける。それは「娘を連れて東京のあちこちの公園を散歩している妻を尾行し、写真を撮って欲しい」という奇妙なものだった。光司は迷いながらもその依頼を受ける。
なんだろう?という映画。まず話がまったく分からなかった。
光司の同居人の立ち位置も、光司の同居人の元彼女も、光司の義理の姉も、まったく分からん。
いや、分かるっちゃあ分かるんだけど、背景がない。なんでそうなるのか、なぜそうなったのかが見えない。
そして最後までそれは分からない。そして全員、したいことの意志がみえない。
そして出てくる人全員演技が、すさまじくわざとらしい。
わざとらしいうえに、セリフも歯がゆくてみてられない。
なんか消化不良な感じです。なんでこれ撮ったんだろう。
それでもせっかくみたのでいい所も見つけなければ。
光司のカメラはコンタックスの167MTということ。
公園とカメラとくると「BLOW-UP」を思い出さないでもないこと。
榮倉奈々という女の子のニコニコした屈託の無い笑顔がよかったこと。
途中、東京都のある島にいくんだけど、僕も島にいきたくなったこと。
それぐらい。

The End_920 高田馬場 / NIkon F3
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