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グッド・バイバイ
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「ユリイカ」

ほいで青山真治、北九州サーガ三部作に戻る。第二作目。浅野忠信は出てない。
役所広司と宮﨑あおい、と彼女の実のお兄ちゃんがでてる、とても静かな静かな映画でした。
ユリイカ=ギリシャ語で「発見」という意味。2001年公開作品、217分、3時間半越えの長い映画。
途中。何回か休憩を挟んでみた。こうゆうのはやっぱりDVDでみるのがいいな。

福岡県の地方都市でバスジャック事件が起こる。多数の死者を出した事件だったが、バスの運転手と幼い兄妹だけ生き残った。しかし彼らの心には深い傷が残ることになる。事件後、運転手の沢井は消息を絶ち、兄妹の父親は事故で死に、母親は子どもを置いて家を出て行ってしまう。事件から2年後、町に戻ってきた沢井は、家庭が崩壊し二人きりで暮らしていた兄妹の家に移り住むことになる。そのころ町では連続殺人事件が発生する。

冒頭から不吉な事が起こる雰囲気でいっぱいだった。起こるべくして起こる事件。
理不尽で絶対的な暴力を目の当たりにした兄妹と運転手。典型的なPTSD。
全編セピア色の風景は、白日夢のように儚くて現実的ではない。けど物語は超現実的。そのギャップ。
最後までみて「ユリイカ=発見」の意味は分かるんでしょう。

傷ついた人間でも、そうじゃない人でも、人生には仕切り直す場所が必要なんだろうと思った。
長い人生だものいろいろある。しかし大事なのはその事を受け止め、対峙し、葛藤し、昇華すること。
それには人それぞれの場所が必要みたい。そしてわざわざそこに足を運ぶという行動が必要みたい。
写真撮るのに似てるな。表現といわれるもの全てか。。

しかしこの映画。長すぎるよ。。長い映画は嫌いな方ではないけど、少し薄っぺらさは感じてしまった。
長さが必要な物語があることも知っている。静寂が必要な物語があるのもしってる。
だけどこの映画はどちらにも当てはまらず、同じ内容とメッセージ性のものを2時間でやることはできたでしょ。
役所広司は素晴らしく良かったけどね。もう説明が必要ないくらい良かったよ。

ロードムービーっぽく撮ってるのと、モノクロならぬセピアというトーンでの光の表現にドキドキした。
北九州サーガの1作目。浅野忠信演じる健次の同級生、秋彦が兄妹の従兄弟として登場する。それはもう歯がゆい。。

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The End_911 代田橋 / Nikon F3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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