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ああいう目をする男
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「ランズ・エンド 闇の孤島」

誰かがブログかなんかでオススメしてたのと、イギリス映画という事と、ランズエンドというタイトルでみた。
あのツタヤだけ限定!的な貸し出しってなんなんだろう。限定する意味はあるのだろうか。。

ジョーとクリシーの兄弟は、刑事だった父をあがめ同じ道を進むようになる。イギリス北西部で起こった少女殺害事件を捜査する事になった二人。父親に似て正義の為なら実力行使もいとわないという、強権的な思想の持ち主であるジョー。彼は容疑者として目を付けていた元小児性愛犯罪者を逮捕。しかし証拠不十分で釈放されてしまう。ジョーは疑惑をぬぐう事が出来ず、酒に酔った勢いでクリシーと父親と共に容疑者をある島に連れて行ってしまう。その島は父親が刑事時代に容疑者を無理矢理自白させる為に使っていた島だった。

007スカイフォールの監督だってゆうからみてみた。
闇の孤島って聞くとディカプリオのシャッターアイランドが出てくる。ブルーグレーの映像もなんか似てた。
しかし内容は全然違くて、シリアスな展開に加え物事がどんどん悪い方に転がって行くのが面白かった。
イギリスの北西部ってきくとドキドキするのは僕だけか?アイルランドのグレーで風が強い感じが好きなのは僕だけか?

この話。最初に起こった少女の殺人事件はほとんど関係なくて、あらすじで書いた事の後に起こることが肝です。
すでに殺人事件とか関係無くて、あくまでも個人の自責だったり、後悔だったり、罪悪感。どこまでも個人の話だ。
罪は自分がしてしまった行為にあるのではなく、自分の心の中にありそれは自責の念として現れる。だって、怖いな。
全体的にダウナーな映画。先に書いたブルーグレーでコントラスト高くアンダー気味の絵が拍車をかけてた。

認知症になってしまった父親の本心はいったいどうだったんだろうか。
たぶんその真実はどっちで良くて、被害妄想にかられ堕ちていく様がメインなんだろうけど、やっぱり気になる。
基本的に冒頭の設定を見て頂ければわかると思うけど、ハッピーエンドにはなりえない設定なので、あしからず。
たまにはこうゆう心の動きがわかりやすいサスペンスをみると面白い。わかりやすいっていい!

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The End_903 小山八幡神社 / Nikon f3

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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