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ロング・ウェイ・ダウン
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「ブギーナイツ」

ポール・トーマス・アンダーソン作品。エロいです。エロいけどエロいだけじゃない。
フィリップ・シーモア・ホフマンがこないだ亡くなったので、彼が出てる映画をみなきゃと思って。
彼の気持ち悪い所がすごくファンで、亡くなってしまい心からショックを受けた。
もうあの気持ち悪い演技は見られないんだな。。

ロサンゼルスの郊外、皿洗いのバイトをしているエディは、ブルース・リーに憧れる17歳の平凡な高校生。しかし人とは違うのはとにかくでかいポコチンを持っているということ。ポルノ映画の巨匠、ジャックに見定められ、ポルノ業界のスーパー・ヒーローとして成り上がっていく。芸名はダーク・ディグラー笑。

70年代のディスコミュージックとカントリーミュージックで構成されてて、すごく好きな雰囲気の映画。
物語の中で80年代に入ると雰囲気も一掃して、急にダサくなる。肩パットとかシャツインとか。良い意味でダサくなる。
話が話だからエロい表現ははいっぱいあるけど、直接的な表現は言うほどないし、普通にみれます。
恋人と一緒にみるような映画では、、ないな。でもちゃんと物語としての芯も、哲学もあります。

ディグラーが飛ぶ鳥を落とす、イケイケな時期。やはり決まってあいつらはプールサイドでパーティーを始める。
グレート・ギャッツビーも、タランティーノ映画も、HIPHOPのPVも、あいつらはすぐにプールサイドでパーティーだ。
そしてお決まりのように酒とドラッグに溺れていく。あのアメリカ的な堕ち方はなんなんだろう。。
アメリカンドリームという神話が人間をそうさせるのか。。人間のサガと言えばそれまでなんだろうけど。

1980年代の幕開けを祝うニューイヤーパーティーでのセリフ。
「この分だとすぐに1990年。2000年だってすぐ目の前だね」みてるこっちはもう2014年です。
あの頃遠い未来だと思っていた時代に僕らは居るのだ。すごく不思議な事に感じる。未来ってこんなんだっけ?
この時代、映画はフィルムからビデオに移行する時代だったみたいで、表現者の葛藤がいっぱいあったみたい。

昔気質の映画監督は、便利で低コストのビデオ導入を頑なに拒むけど、お金を儲けたい資本主義の犬は群がってくる。
監督ジャックの言う「便利さの恐怖」という物がここにもある訳で、便利だからこそなくなる魅力はやはり存在する。
自分の手で考え試行錯誤し、何度もやり直した物には「自分の中から出てきた何か」が感じれるものになるはず。
やはりそうゆう物の魅力は昔も今も変わらないんだな。と思うと少し安心する気持ちになった。僕ももっと頑張らないと。

お目当てのフィリップ・シーモア・ホフマンですが、この作品ではディグラーに恋するゲイ役です。
もう最高に素晴らしく気持ち悪い。あんなに気持ち悪い俳優もなかなか居ないような気がする。もちろん良い意味で。

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The End_902 下北沢 / Nikon F3

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